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11 まずはランドリーメイドから

誤字だらけでしたm(_ _)m

訂正しました。

旦那様と話をしていたら、メイド長がやってきました

旦那様とメイド長は、なにか話をしています


もちろん、私には何を言っているのか分かりません。

はやく語学勉強がしたいです。切実に。


コミュニケーションを取れるのが、旦那様・クリスさん・メイド長・執事長だけって、どんな使用人ですか・・・


ひとしきり、二人で話し終わると、メイド長がこちらを向いた。

『リィナ、旦那様から許可を頂きましたので、今日から少しずつ仕事になれていきましょう』

メイド長は英語で話しかけてくれます


『はい、メイド長』

『私のことは、"キーラさん"と呼びなさい。使用人同士で敬称は必要ありませんよ。』


"着いてくるように"と言われたので、旦那様にお辞儀をしてから、メイド長に着いていきます・・・





あの、気のせいでなければ、私の後ろを旦那様が着いてきているような気が?



******************************************************


連れて行かれたのは、洗濯室だった


『洗濯機の使い方は、昨日教えましたね?』

『はい』

『これからやってもらうのは、使用人分の洗濯です』


そう言って、メイド長がカゴを取り出す

中には、メイド服やコックコートなど、要するに"仕事着"が入っている

『この屋敷では、普段着は、各自自分で管理していますが、仕事着である"お仕着せ"はランドリーメイドの仕事です』


ランドリーメイドね。わたし洗濯、嫌いじゃないけど。


『現在、ランドリーメイドは2名いますが、1名が本日から3日間、休暇をとっていますので、仕事に慣れるために、リィナに担当してもらいます』


あっ、そうなんだ。ずっとではないのね。


その後、メイド長は洗濯する際の注意事項を説明し始めた・・・

メモしたい。

昨日もメモしたいって思ったんだっけ・・・


明日からは、メモを持ち歩こう。


一通り、説明が終わると、『では、2時間後にまた様子を見に来ます』と言って、メイド長は出て行った。





あの、メイド長? 旦那様を置いていかれても、わたし困るのですが・・・



******************************************************


ええっと、まず、襟と袖口(カフス)を取り外して別洗いしてっと・・・


色物別に分けて・・・


地味な作業をしている間、旦那様はじぃーっとこっちを見ています


会話したほうがいいのかしら・・・


「リィナ」

「っ! はいっ」

話そうかと思ったタイミングで話しかけられたっ。びっくりしたー

「さっき・・・」

「はい?」

「書類を書きながら、ため息をついていたが・・・」


「ああ、はい。職場の事を、ちょっと思い出してまして・・・」

「職場?」

「はい。忙しかったけど、いい職場だったから。こんな急に辞めることになるなんて思わなかったし・・・つい」

ため息が出てしまいました・・・

「そうか」

「・・・」

旦那様なりに、気遣ってくれてるんだよね。きっと。


話しながらも、手を止めずに洗濯物を仕分けしていた私は、外した襟と袖口を手洗いし始める


「詳しい手続きはしらないが」

「はい?」

「あちらに戻った時に希望すれば、元の職場に戻ることは可能だ」

「・・・そうですか。んんーーー、でもそのときに考えます。3年も経ったら、仕事自体が変わっている可能性もあるし」

基本知識は変わらなくても、端末操作とかね。

一緒に働いていた人たちは、ほとんど転勤になっているだろうし。

結局、知らない人たちの中で、知らない仕事をする事になる可能性があるし。


「そうか」

「はい」



------また無言ですか


どうしようかなーと思っていたら、執事長が旦那様を呼びにきた

こんなこと思ったら悪いと思うけど、ちょっとホッとした。


手洗いの終わったものと、残りの服を洗濯機に入れて、レバーをまわす。


実はこの洗濯機、手動なんです。

環境に優しい・・・つまり節電ってこと。

でも、少しの労力で最大限の力が加わるようになっているらしいので、ラクチンです。


まあ、洗濯物の量は多いですけどね!



それにしても・・・


私、旦那様との接し方がイマイチわかりません


苦手って訳ではないんだけど、

それなりに気遣ってくれているのもわかるんだけど、

なんだかなー


よほど親しい人でもない限り、無言でそばに居られたら、居心地悪いですよ


クリスさんは、色々話してくれるから、そんなに居心地悪くないなー


やっぱり、同世代だからかな?



脱水まで終わったところで、メイド長が来ました

洗濯物をかごに入れて、洗濯干し場へ案内されます



・・・案内しただけで、メイド長は帰っていきました


ああ、やっばり、手伝ってはもらえませんよね




私は、外出から戻ったクリスさんが呼びに来るまで、ひたすら洗濯物を干し続けたのでした。

































メイドって、力仕事よね------

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