11 まずはランドリーメイドから
誤字だらけでしたm(_ _)m
訂正しました。
旦那様と話をしていたら、メイド長がやってきました
旦那様とメイド長は、なにか話をしています
もちろん、私には何を言っているのか分かりません。
はやく語学勉強がしたいです。切実に。
コミュニケーションを取れるのが、旦那様・クリスさん・メイド長・執事長だけって、どんな使用人ですか・・・
ひとしきり、二人で話し終わると、メイド長がこちらを向いた。
『リィナ、旦那様から許可を頂きましたので、今日から少しずつ仕事になれていきましょう』
メイド長は英語で話しかけてくれます
『はい、メイド長』
『私のことは、"キーラさん"と呼びなさい。使用人同士で敬称は必要ありませんよ。』
"着いてくるように"と言われたので、旦那様にお辞儀をしてから、メイド長に着いていきます・・・
あの、気のせいでなければ、私の後ろを旦那様が着いてきているような気が?
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連れて行かれたのは、洗濯室だった
『洗濯機の使い方は、昨日教えましたね?』
『はい』
『これからやってもらうのは、使用人分の洗濯です』
そう言って、メイド長がカゴを取り出す
中には、メイド服やコックコートなど、要するに"仕事着"が入っている
『この屋敷では、普段着は、各自自分で管理していますが、仕事着である"お仕着せ"はランドリーメイドの仕事です』
ランドリーメイドね。わたし洗濯、嫌いじゃないけど。
『現在、ランドリーメイドは2名いますが、1名が本日から3日間、休暇をとっていますので、仕事に慣れるために、リィナに担当してもらいます』
あっ、そうなんだ。ずっとではないのね。
その後、メイド長は洗濯する際の注意事項を説明し始めた・・・
メモしたい。
昨日もメモしたいって思ったんだっけ・・・
明日からは、メモを持ち歩こう。
一通り、説明が終わると、『では、2時間後にまた様子を見に来ます』と言って、メイド長は出て行った。
あの、メイド長? 旦那様を置いていかれても、わたし困るのですが・・・
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ええっと、まず、襟と袖口を取り外して別洗いしてっと・・・
色物別に分けて・・・
地味な作業をしている間、旦那様はじぃーっとこっちを見ています
会話したほうがいいのかしら・・・
「リィナ」
「っ! はいっ」
話そうかと思ったタイミングで話しかけられたっ。びっくりしたー
「さっき・・・」
「はい?」
「書類を書きながら、ため息をついていたが・・・」
「ああ、はい。職場の事を、ちょっと思い出してまして・・・」
「職場?」
「はい。忙しかったけど、いい職場だったから。こんな急に辞めることになるなんて思わなかったし・・・つい」
ため息が出てしまいました・・・
「そうか」
「・・・」
旦那様なりに、気遣ってくれてるんだよね。きっと。
話しながらも、手を止めずに洗濯物を仕分けしていた私は、外した襟と袖口を手洗いし始める
「詳しい手続きはしらないが」
「はい?」
「あちらに戻った時に希望すれば、元の職場に戻ることは可能だ」
「・・・そうですか。んんーーー、でもそのときに考えます。3年も経ったら、仕事自体が変わっている可能性もあるし」
基本知識は変わらなくても、端末操作とかね。
一緒に働いていた人たちは、ほとんど転勤になっているだろうし。
結局、知らない人たちの中で、知らない仕事をする事になる可能性があるし。
「そうか」
「はい」
------また無言ですか
どうしようかなーと思っていたら、執事長が旦那様を呼びにきた
こんなこと思ったら悪いと思うけど、ちょっとホッとした。
手洗いの終わったものと、残りの服を洗濯機に入れて、レバーをまわす。
実はこの洗濯機、手動なんです。
環境に優しい・・・つまり節電ってこと。
でも、少しの労力で最大限の力が加わるようになっているらしいので、ラクチンです。
まあ、洗濯物の量は多いですけどね!
それにしても・・・
私、旦那様との接し方がイマイチわかりません
苦手って訳ではないんだけど、
それなりに気遣ってくれているのもわかるんだけど、
なんだかなー
よほど親しい人でもない限り、無言でそばに居られたら、居心地悪いですよ
クリスさんは、色々話してくれるから、そんなに居心地悪くないなー
やっぱり、同世代だからかな?
脱水まで終わったところで、メイド長が来ました
洗濯物をかごに入れて、洗濯干し場へ案内されます
・・・案内しただけで、メイド長は帰っていきました
ああ、やっばり、手伝ってはもらえませんよね
私は、外出から戻ったクリスさんが呼びに来るまで、ひたすら洗濯物を干し続けたのでした。
メイドって、力仕事よね------




