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10 この国の事6

おそくなりました。

そして更新早々間違いを発見!訂正しました

『厄介な王妃様』の話を聞いた後は、しばらく王室関係の事(不敬罪にならない為に知っておくべきこと等)を聞いたり、階級制度の事を聞いたりした。


どうやら、イギリスの階級制度と似ているらしいのだけど?

というか、食べ物もイギリスっぽいし、なんだかなぁ。

異世界っていうより、昔のイギリスにタイムトリップ!って感じ?

医療技術は近未来的っぽいけどね。


「私、貴族の階級とか、良く知らないんですけど・・・」

「特に覚える必要もない」

「失礼なことをしてしまったら、不敬罪になるのでは?」

なんたって、私メイドだし


「王室に対してはそうだが・・・リィナは異世界人だし、当家(ウチ)の使用人だから、他の貴族に会うことはほとんど無い。大丈夫だ」


どういう意味だろう・・・と考えているのがわかったらしく、旦那様が付け加えて言うには

「異世界人は、永住者で無い限り、身分や階級にこだわらなくていいんだ」

「それに、シオン様は公爵ですから、爵位の最上位です。この屋敷に王族以外の貴族が来ることは、ほぼありません」

"だから心配いりませんよ"と、クリスさんも言ってくる


あれ?いま『王族以外の・・・』って言ってました?

王族は、来るんですか------そうですか。

はい、失礼の無いように頑張ります。


・・・ちなみに、王族と王室って、どう違うんですかね




*************************************************




そんな話をしているうちに、お昼になりました

お昼ごはんは、ピザでした


いや、でもコレをピザと呼ぶにはちょっと微妙な気が・・・

生地は・・・もちもち・・・というか、モチそのもの。モチピザ?

具は、トマトとチーズとチキンそしてパジルのソース・・・

というか具については、たぶんトマト、たぶんチーズ、たぶんチキン・・・

異世界(こちら)に鶏が居るのかは知らないし、トマトとバジルも地球(あちら)と同じものかどうかわからないけど。

いや、美味しいよ。味は。でも食感が・・・のびーる感じで・・・モチ。


これがこっちでは普通なのかな・・・

と思って、頑張って顔に出さないようにしていたのですが、旦那様を見ると、微妙な顔をしている。おや?------

やっぱり、ちょっと違うってことかな?


それを見て、私も微妙な表情になってしまっていたのを、クリスさんに見られてしまいました

「リィナ、料理は得意ですか?」

特にイタリアン------

と、クリスさんが聞いてくる


「ええまあ、それなりに」

簡単なピザ生地や、パスタくらいなら、作れますよ


苦笑いでそう答えると、クリスさんも苦笑いを返してくれた

「よかったら今度、食べさせてください」

クリスさんがそう言うと、旦那様も小さくうなずいていた。


今度、ピザを作ることになりそうです。


あれ?ひょっとして、料理もメイド(わたし)の仕事なのかな?



*******************************************


午後からは、旦那様と二人きりでお話の続きです。

クリスさんは、王宮にお出かけだそうです。


今度のお話は『召喚について』。

『召喚』って言うからには魔法かな?と思ったら、魔法ではなかったそうです


旦那様のお話には、物理だか科学だかの、難しい単語がいっぱい出てきて、

召喚の仕組みを詳しく聞くのは、あきらめました。はい。

この年になると、自分の知能の限界くらい知ってます......クスン。


でも、旦那様の話の中で、理解できた事もあります

空間がゆがんで、『あちら』と『こちら』がつながるんだそうです


ちなみに、召喚するときは、床に『魔方陣』と呼ばれる模様を書くらしいのですが、

『魔方陣』という言葉も、あちらの世界から来た言葉だそうで・・・魔法ではないそうです。

魔法ではないけど、魔方陣------ややこしいわ!!


異世界っていったら、剣と魔法の世界を想像していたのですが、


どうやら、少しばかり違うようです。





「ちなみに、こちらは色々な技術が発達してるようですが、それは戦争に利用されたんですか?」

聞くの()そうかなーとも思ったのだけどやっぱり気になる。

だって、銃とか戦車とか核兵器とか化学兵器とかを使った戦争をしていたのだったら・・・と思うと、かなり恐いです。


私が帰るまで(・・・・)は平和であって欲しいじゃないですか!!

え?『帰るまで』を強調するなんて、自分の事しか考えてないだろって?


そうですけど、なにか?

いきなり召喚された私は、ある意味『被害者』です。無事に帰国させてくださいよ。冗談抜きで。


とは、さすがに旦那様には言えませんでしたので・・・すべて心の声です。


「何を考えているのか、大体わかるが・・・安心しろ。基本、人力だ」


つまり、基本的に騎士が剣で戦うそうです。魔法は無くても、騎士団はあるそうです。

銃撃戦もあるにはあるそうですが、技術が発達している為、防弾チョッキ系の戦闘服や頑丈な盾を装備しているため、遠くから撃っても効果は無いんだとか。

まあ、大砲で城壁を壊したり、攻め込んでくる人たちに放ったりをするそうです。


ともかく、本気で兵器を作り出したら、全ての生き物が死に絶えることになりそうなので、

基本、人力で戦争するらしいです。


・・・人力でも十分、恐いですけどね

どうか、戦争が起こりませんように!



王室の皆様はそのうち登場します


召喚については・・・もう少し設定があったのですが、あまりにも説明が長くなるので省きました。


ピザの作り方を小説内で書くのは、ありですか?なしですか?(笑)

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