私は満月の日だけ、男性なら誰でも優しくされると完全にオチてしまう女だった!
”私は満月の日だけ、男性なら誰でも優しくされると完全に
オチてしまう女だった!“
私は昔から、”満月の日になるとどんなに嫌いな男性でも物凄くカッコよく
想い知らないうちにオチてしまう女だと気づいた!“
いつもの自分じゃなくなるというか?
満月の日だけは、”私は完全にフェロモンに支配されてしまうのだ!“
特にオスが強い男性に物凄く惹きつけられるみたい。
だからいつも気を付けて、”満月の日は出来るだけ家にずっと居るように
していたのに、この日朝寝坊して仕事に行く時間がギリギリになりこの日が
満月の日か確認する事を完全に忘れてしまった!“
ただ仕事が終わって直ぐに家に帰れば問題ない話だったんだけど?
この日に限って、仕事帰りに職場の先輩からご飯に一緒に行かないかと
誘われてしまった。
『”ごめんね、用事があったんじゃなかったの?“』
『えぇ!? ど、どうしてですか?』
『”なんか急にソワソワしだしたから、用事があった事を忘れてた
んじゃないかと思って!“』
『・・・い、いや? そうじゃないんですけど、』
『ならいいよね! 今から行くお店、凄く何でも料理が美味しんだって!』
『ああ、そうなんですね、す、凄く楽しみだな、』
『なんか? 顔色悪いように見えるけど、本当に大丈夫?』
『・・・だ、大丈夫です、』
・・・この時は私は、”今日が満月の日だとやっと気づいたわ!“
だってこの先輩に私が”今ドキドキしているから。“
会社で会う時は、全く緊張もしないしどちらかと言えば?
凄く話しやすい先輩!
見た目もカッコイイとまではいかないし、性格は凄くいいとは思うけど、
”恋愛対象として一度も見た事がない先輩だった。“
それが今、横でこの先輩が居るだけでドキドキが止まらない!
私はふと、暗くなった空を見上げると大きな満月がぼんやりとこっちを
見ていたのを今でも憶えている。
『”この先に、今から行くお店があるんだけど、あそこだったかな?“』
『どこですか?』
『あそこあそこ!』
『あぁ!?』
『ごめん、こんなに近づいちゃセクハラとか言われかねないよな。』
『・・・い、いえ、別に、それは、』
『さあ、もうすぐ着くからね!』
『はい!』
・・・どうしよう? 心臓の鼓動が力強く高鳴っている!?
先輩に私の心臓の音がバレてしまいそうなくらい高鳴っているわ。
好きでも何でもない男性に私はここまで緊張するものなのか?
”ただ満月というだけで!“
『着いたよ、ここ! もう予約もしてるから座るテーブルもあるしね!』
『そ、そうですね、』
・・・この後は、料理がコースになっているのか?
美味しいワインを飲みながら先輩と会話を弾ませて美味しく料理を
食べて家に帰る。
私はまだこの時、何にも知らなかったんだ!
次の日、会社で会ったこの先輩にまだドキドキしている事を......。
これって? ひょっとして、”私はこの先輩に恋してる!?“
昔から周りの友達からも私は、”物凄く鈍感だよね“って言われた事が
あったけど、これってそれなのかも!?
『”古田さん、昨日はちゃんと一人で家に帰れた?“』
『ああ、帰れました! 昨日はごちそうさまです。』
『何々? 昨日、古田さんと石原さん二人でご飯食べに行ってたの?』
『・・・い、いや、まあ、そうなんですけど、』
『美味しいお店を見つけたから、古田さん食べるの好きみたいだし、
誘ったら行くって言ってくれて。』
『”何よ、それなら二人とも付き合っちゃいなさいよ!“』
『えぇ!?』
『や、やめてくださいよ! 古田さんが困ってるじゃないですか。』
『”好きな女は庇うのね!“』
『はぁ!?』
『ち、違いますって!』
『まあ~どっちでもいけど。』
『・・・・・・』
『酷いな~そんな言い方。』
・・・私は、”どちらかと言えば?“
この先輩からどうやら、【告白】待ちしてるようだ!
見た目はそこまでカッコ良くなくても、性格は凄くいいし、
何より私と凄く気が合うのだ!
それにどうも私もこの先輩の事が好きみたいだし、
先輩に告白されたら迷わず私は付き合うと決めているのよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




