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第一章 世界はよくできすぎている

目覚めたとき、遥はすべてが「整いすぎている」ことに気づいた。

部屋の光は優しく、天気は毎日ちょうどよく、誰も彼もが優しかった。失敗も痛みもほとんど起こらない。


最初は「幸運だ」と思っていた。でも、何かが引っかかった。


夕方になると決まってテレビから流れる同じ曲、

毎週金曜の朝に見る夢の中の、知らない少女の声。

「はる……もう少しで……会える……」


遥はその声に導かれるように、世界の違和感を探し始める。

カレンダーが進んでいない。通っている学校に、卒業生がいない。

そして気づく。「これは、作られた世界だ」と。

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