登場人物の紹介その壱
◆ラングとその仲間たち
ラング
異世界転生を果たした主人公。転生直後、女神の気まぐれで前世の記憶を封じられ、奴隷として過酷な日々を送っていたが、自ら命を絶つ寸前に夢想神モルペスト・ルミス(モルモル)に救われる。モルモルと共に生み出したスキル【言霊】を駆使して、周囲の心を溶かし、信頼を勝ち取る。所属するカイエイン商会で仲間と共に躍進する。
モルペスト・ルミス(モルモル)
空想の集まりから生まれた夢想神。前世のラングのコアなファン。記憶を封じられ眠りに落ちていたラングを救出し、ラ悪知恵を働かせて共に戦う型破りな下級神。ラングとの相性は抜群で、強力なタッグを組む。
ジョナサン
巨人族と人族のハーフ。気弱で口下手だったが、ラングに気に入られて仲間に引き込まれる。次第に自信を持ち、人と向き合えるようになる。ラングとの友情は生涯にわたって続いた。
ダール
ラングの同部屋。手長猿系の獣人で、実直で信頼のおける存在。
コモドン
ラングの同部屋で、オオトカゲ系の獣人。インチキ関西弁を話す兄貴分で、頼れる男気キャラ。
ホルス
ラングの同部屋で、牛系獣人。常識人で「改革プロジェクト」の立ち上げに貢献。
ドグマ
ラングの押しに負けて仲間入りするドワーフ。甘味好きで、ラングも舌を巻く逸材中の逸材な天才魔道具士。ラングと終生行動を共にした義理堅き男。
◆カイエイン商会・食堂関係者
トルマ
食堂の料理長。義理人情に厚いドワーフで、支配人アルマの弟。”お嬢”を溺愛している。
アルマ
支配人。温和ながら厳格な一面も持ち、公正な判断と的確な評価で部下からの信頼も厚い。会頭アルバートの右腕を務める理想の上司。
ナターシャ
アルバート=カイエイン会頭の秘書を務めるエルフ。眼鏡の似合う知的な見た目とスタイル抜群の美女。この世界でクズスキル扱いをされ不遇をかこつ弟イワンをラングに託し、その後生き生きと働く姿を見てラングへの信頼と興味を募らせる。その後猛烈なアタックを成就させてラングと恋仲になるも、腐った一面もあらわになってしまった。
アルバート=カイエイン
カイエイン商会の会頭として辣腕を振るい、一代で大店へと成長させた。今後登場予定。
エマルシヤ=カイエイン(お嬢)
カイエイン商会アルバート会頭の娘。屋敷にこもりがちな美意識の高い少女で、今後の物語に関わる重要人物となる予定。
サブセル
食堂で副料理長を務める。几帳面で無駄がなく、仕事の丁寧さに定評がある。
スーベ
食堂の職員として調理補助を担当。スキル食材管理を持ち≪清浄≫や≪殺菌≫≪食材鑑定≫≪状態変化≫という有用な効果を役立てる。
洗い場担当
年配の男性で、裏方として黙々と働く。目立たないが欠かせない存在。
魔法担当
料理に欠かせな水を供給する水魔法の使い手。奴隷にも分け隔てない温かい性格でラングにはおばちゃんと慕われる。
◆現在の敵
特権グループの連中
仕事の持ち場を割り振る立場を悪用し、歯向かう者に過酷な労働を押し付けることで制裁を加える鼻持ちならない集団。現場の責任者である“副支配人”と通じており、誰も逆らうことができない。だが、そんな理不尽に黙って耐えるラングではない……。




