2話 琥蜜の適性魔属性
あれから6年たって私は精神年齢10歳の5歳児になりました
「琥蜜ー?どこなのぉ?今から大事な話をするから来なさぁい?」
ママが呼んでる。
降りなきゃ。
精神年齢10歳の5歳児です。
「わかったよ!ママ、ほら。木登りしてたの」
「あらぁ。活発な子ねぇ」
活発.....?前世では地味な隅っこにいる感じの子って言われてたけどな
「うん!ありがとう」
「本題に入るわよぉ」
本題って、普通の5歳児にはわかんないよね
「わかった」
「琥蜜、いい?あなたは、明日適性魔属性を確かめに行くのぉ」
てきせいまぞくせい?
ナニソレ
「それってなあに?」
「例えば周りではねている私たちの仲間の民、スライム族さんたちはぁ、水属性とか、毒属性とかでしょう?」
確かに言ってたような.....
うんって言っておこう
「うん!」
「私たち妖猫族はぁ、不思議で、それぞれ個属性と、魔属性両方持っているのぉ」
個属性?なにそれ
「個属性ってなあに?」
「個属性は、その子だけの属性よぉ。かぶることは、あまりないわぁ」
ふむふむ。
メモみたいな機能あったらな
「能力ってあるのかな?」
あ。つ、つい心の中で考えていたことが.....
「超能力ならあるわよぉ」
え、超能力?
魔法があって、超能力もあるの?
謎過ぎない?
「あるの?!」
「あるわよぉ。もちろん」
えぇー、あるんだ
「私の特殊能力は?」
「ふふ。何かしらねぇ。ちなみにぃ、私の超能力は"真実を知る"よぉ」
真実を知る?
え、もしかして私の正体って.....
「わかってるわよぉ。転生者でしょう?日本ってところから来たぁ」
え。とっくにお見通しってことか
「う、うん。なんでわかったの?」
「ふふ。大丈夫よぅ。日五は知らないからぁ。転生者ってぇ、すごい力を持っていることが多いのぉ」
へぇー。そうなんだ
「じゃあ、転生者ってのはママと私だけの秘密ね」
「うふ。もちろんそうするわよぉ。だって転生者は狙われやすいものぉ」
狙われやすいのぉ?!
しかも真実を知れるママのことは信じれる。
”真実”ってことか.....
「き、気を付けるね」
あれからあんやかんやあって、次の日になった
「琥蜜!起きなさい!すぐ行くわよぉ!」
「もう起きてるよ.....」
猫だからね
人型だけど
「レッツゴー」
「すぐ着くわよぉ」
ただいま、珠を選んでいます。
これがね、きれいでね~!
でもすべて同じ色。
直感で選べと言われました
これで魔属性がわかるらしいけど.....
うーん
悩むよ。
これで決まるってなるとめっちゃ悩むよ
「適当にこれにする」
「む!これは光属性ですぞ!しかも闇が混ざった!使い手が1000年に一度といわれるものを選んだのですぞ」
そ、そうなんだ
そういえばおじさん変な顔してる
「そうなのぉ?私は闇属性で日五が光属性だからかもしれないねぇ」
ふぅーん
「そうでしたか、光属性と闇属性のハーフなのですね。水と炎などはハーフになれませんが光と闇は表裏一体ですからかもしれません」
私、話に入り込めてないよ.....
「ね、ね、ママ。どういうこと?」
よし。これで.....
「琥蜜王女様には難しい話かもしれません」
ふーん。難しいかな
「ふふぅ。琥蜜、光と闇属性だったわよぉ」
知ってます知ってます
「帰りた~い」
帰りたいよ.....
「いいわよぉ。ありがとうございましたぁ」
「いえいえ、こちらこそ」
「琥蜜も、お礼言って」
あ、忘れてた
「ありがとうございました!」
光魔法と、闇魔法使えるようになるかな♪
「琥蜜、魔属性がわかったところでぇ、次は個属性よぉ」
次は個属性!
楽しみだな