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のほほん異世界暮らし  作者: みなと劉


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79 昨年の終わり頃行商人から買い付けた種を植えてみた

冬の寒さが少しずつ和らぎ、春の息吹が感じられるようになったこの頃、僕は昨年の終わりに行商人から購入した種を畑に植えてみることにした。


「どんな作物が育つのか、楽しみだな。」


行商人から買い付けた種は、いくつかの種類に分かれていた。少し珍しい作物もあれば、村であまり見かけないような品種もあった。それらはどれも新しい挑戦を意味していて、これからの季節にどんな変化が起きるのか、僕はわくわくしていた。


昨年の終わり頃、行商人と顔を合わせた際に、彼が持ってきた種の中には、少し変わった作物が含まれていた。それは、僕が今まで育てたことのない品種で、どれも興味深いものばかりだった。例えば、特に気になったのは「黄金のトマト」と「紅葉キャベツ」だった。これまで見たこともないような色合いを持つそれらの種は、普通の作物とどこか違う魅力があった。


畑に出て、土を軽く耕しながら、どの場所にどの種を植えるかを考えた。昨年の経験から、土の栄養状態や、日当たりを気にしながら作物を植えることが大切だということが分かっていた。慎重に場所を選び、種を一つずつ手に取っては土に埋めていく。


「黄金のトマトは、日当たりが良い場所に植えた方が良さそうだな。」


そう思いながら、特に太陽の光を浴びやすい畑の隅に、それを植えた。次に、「紅葉キャベツ」を植える場所を決め、少しだけ湿り気のある土壌の部分に、慎重にその種を埋めた。


これらの作物は、僕にとっても新しい挑戦だった。どんな実りをもたらしてくれるのか、想像するだけで胸が高鳴る。秋の収穫を迎えるころには、どんな風に育っているのだろう。そんなことを考えながら、種まきが終わると、最後に水をたっぷりと与えた。


「これで、あとは育つのを待つだけだ。」


ほっと一息つき、畑を見渡すと、そこにはいくつもの新しい作物が育つための小さな跡ができていた。春の風が肌を撫で、穏やかな陽射しが降り注ぐ中、僕はその光景に満足そうに微笑んだ。


村の人々も、新しい作物に興味を示し始めているようだ。これからの季節、畑がどんな色で満ちていくのか、そして、どんな味わいが待っているのか、とても楽しみだ。


「今年もいい年になりそうだ。」


僕は、何度も同じことを思いながら、春の息吹を感じる風の中で、これからの収穫を楽しみにしていた。



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