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のほほん異世界暮らし  作者: みなと劉


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41スノーキャベツとテイルキャベツの交配を実行する

秋の風が肌に冷たさを感じさせる頃、僕はスノーキャベツとテイルキャベツの交配作業を本格的に開始した。これがうまくいけば、冬と夏両方に強いキャベツを作り出すことができる。そう思うと、胸が高鳴った。


まず、スノーキャベツとテイルキャベツの花を見極め、交配のタイミングを合わせるために花が咲く日を記録しておいた。二つのキャベツの花が咲くタイミングはほぼ同時で、少しばかり調整を加えれば、うまく受粉ができそうだった。


「よし、今日は交配作業を始めよう」


僕はまず、テイルキャベツの花から花粉を採取し、細心の注意を払ってスノーキャベツの雌花に運んだ。手にした筆で花粉をやさしく付け、スノーキャベツの花の雌しべに花粉を移した。作業が終わると、少し疲れたが、心の中では成功を確信していた。


その後、スノーキャベツとテイルキャベツの交配後の経過をしばらく観察することにした。最初の数日は、異常がないか気をつけて畑を歩き回り、どんな小さな変化も見逃さないようにしていた。日々の天候や温度、湿度などが交配にどう影響するかも気になり、いくつかの条件をメモに残しておいた。


「うまくいけば、来年の春には新しいキャベツが食卓に並ぶかもしれない」


そのような想像をしながら、毎日畑を見守り続けた。そして、数週間後、交配したキャベツのつぼみが少しずつ膨らみ始めたことに気がついた。


「これは…もしかしたら成功したのか?」


僕は手を伸ばして、交配した花のつぼみをそっと触れてみた。まだ完全に開花していないが、花の色が少しずつ変わり始め、間違いなく実を結んでいる兆しを感じ取った。ほっと胸をなでおろしながらも、まだ油断はできない。これからどんな変化が起きるかをしっかり見守り、できる限りの手を尽くして育てていくつもりだった。


「よし、あとはこの実がどう育つかだ」


僕はこれまでの努力が実を結ぶ日を夢見て、交配したキャベツたちを大切に育て続けた。何よりも、この新しいキャベツが村の食卓に喜びをもたらしてくれることを願っていた。


その先に待つ未来が、ますます楽しみになってきた。



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