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プロローグ
※基本趣味で連載、短編を書いているので更新速度は遅めです。
※執筆初心者が書いておりますので、読みにくい、テクニックがない、単純に面白くないなどはあると思います。
それでも良いという心が広い人だけどお読み下さい。
『ご注文は、どのような後悔でしょうか?』
人が死んだらどうなるのか。
善良な人間は天国に、悪事をやらかしたやつは地獄に落ちる。でも実際そんなの死んだ人にしか分からない。
何かをやり残してふよふよと現世に魂だけで彷徨い続けるのかもしれない。
ただ、一つ言えるのは死んだ時に何かをやり残して後悔はしたくないってこと。
死ぬ直前まで幸せであるなら、その人の人生は何も言うまい。
でも、いつどんな場面で死ぬのかなんて大体の人は分からない。
もっと先ならまだしも、明日かもしれないし、今日かもしれない。
なんなら、今かもしれない。
そうなったらやれることだって限りがある。
でもきっと大丈夫。
もしそうなって魂だけで彷徨い続けることになったとしても───
銀色の狐が、叶えてくれるだろうから。