原初の魔王、行きます②
後編です!
「うりゃあああああ!!」
くすんだピンク髪ツインテールの少女─────"積聚の魔王"ノヴァ・クロスは、とんでもない魔力を纏った拳を連続で繰り出す。
空中を飛び回りながらのインファイトで発生した衝撃波が大気をビリビリと震わせる。
エルムは両腕をクロスしてノヴァの打撃を耐えると、背中の蝙蝠のような翼を大きく羽ばたかせて急接近。
先程よりもさらに膨れ上がった魔力を纏う拳とエルムの放った古代魔法が衝突して、暴発した凄まじいエネルギーが四方八方に拡散して吹き抜ける。
「"アウルヴァンディル"!」
ズッ………!と白煙の中で赤黒い光が膨張し、ある一点をそれが凝縮した野太い極光が貫いた。
ノヴァは顔を顰めながらもっと魔力を倍増させてそれを打ち払うと、能力を駆使して膨張した魔力を全て拳に凝縮して再び距離を詰める。
しかし、今度は間合いに入ることすら許されなかった。
「"グレイプニル"」
絶対に抜け出せない縄をノヴァの脚に絡み付け、グルグル回転させて思いっきり投擲。
悲鳴が明後日の方向に消えていく。
「ったく、何やってんだよアイツは………!」
ギンッ!!と甲高い金属音が響き渡る。
背後からの強襲を難なく防いだエルムは、いつの間にか顕現させていた魔剣で青年の攻撃を全て捌くと、ガラ空きの胴体に強烈な横薙ぎをお見舞してやった。
青年の腹に決して浅いとは言えない傷が刻まれ血が溢れるが、次の瞬間にはまた蒸発するように傷が消え失せ、エルム自身の肉体を横の衝撃が揺らす。
"悖反の魔王"クロード・ヴァグの能力はあらゆる事象の反転。
三大魔王の中で一番殺すのが面倒くさい男だ。
「…………久しぶりっしょ。進化した俺の能力に対応できるかなぁ?」
エルムの視界がぐらりと揺らぐ。
既に彼の術中に嵌ってしまったのだ。
不意にクロードがニヤニヤ意地の悪い笑みを浮かべながら右手の剣を振ると、ガードしたにも関わらず左の脇腹に斬撃を受け小さなかすり傷を受けた。
相変わらずの厄介ぶりにさすがのエルムも不満気な表情を浮かべる。
彼の能力は先程説明した通り、あらゆる事象を反転させる。
それがエルムに作用した結果、上下左右を始めとしたあらゆる感覚が反転したのだ。
つまり今の斬撃は本当は左から放たれたはずが、エルムが右と錯覚して無防備に受けてしまった。
「いやいや、本当に右だったかもよ?俺が細かく能力の対象を切り替えられるのは知ってるよな…………俺はその時の気分でどれを反転させるか選ぶ。だから実質、俺の"反転"に対応するのは不可能なんだよ………!」
例えばの話、上下を逆にしても左右はそのままにする…………などが可能なのだ。
しかも"反転"自体は一瞬で反映されるため、直前に切り替えることも出来る。
だから仮にたまたま攻撃した/防御した方向があっていても、命中する前に反転させられたら当たるものも当たらない。
今のだって本当は右だったかもしれないし、左だったかもしれない。
いや、そもそも左の脇腹に痛みを感じているが、それすらも逆だったかもしれない。
彼の能力の前では何が正しくて何が間違っているかすら、定かでは無くなってしまうのが非常に厄介だ。
脳から伝達される情報も全て反転してしまうため、四肢が言うことを聞かずかなり気持ち悪い思いをしていると、遥か上空でキラリと何かが煌めくのが見えた。
瞬く間に迫ってきたそれは魔力をそのまま放出した単純なエネルギー波。
しかし内包している魔力が尋常ではなく、威力は単純な攻撃魔法よりも格段に高い。
「"スヴェル"」
魔剣の代わりに顕現させた盾を、迫る魔力砲とは別方向に向ける。
するとエルムの意志とは裏腹に全くの別方向に体が向いてしまった。
クロードの能力のせいだ。
しかし問題は無い。
直前で、彼の能力をガン無視してきちんとした方向に向き直り、魔力砲を防いだ。
クロードが違和感を感じた隙に魔力砲をぶち破って彼に迫ると、ルビーのはめ込まれたその盾で激しく殴打。
さらに下部で打撃を繰り出し、「盾とは………?」と疑問を抱くクロードをぶっ飛ばした。
──────聖盾"スヴェル"。
その特性は所有者が受けたあらゆる効果の解除。
エルムの感覚に作用した"反転"がリセットされたのだ。
ほぼ能力メタだが、しかし持ったままずっと戦うにはエルムの体格的にこの盾は大きすぎてちょっと邪魔。
そこで、エルムは"スヴェル"の特性だけを引き出しつつ、実体を引っ込めて別の神器を取り出した。
これで常に両手がフリーかつ、クロードの能力をメタれる……………のだが。
当然ながら、その反則じみた行為に敵(主にクロードさん)からは批判の声が上がる。
「おい!それは無しだろうが!」
「ふ〜んだ!私の邪魔をするからいけないんだよ!」
普段のエルムならば、ここで反則のような"スヴェル"を取り出さず真っ向から勝負を楽しんでいただろう。
しかしだ。
今はお兄ちゃんことマシロの元にいち早く駆けつけたくてうずうずしている。
そんな中で、慣れるのに時間のかかる能力相手にいつまでも戦ってやる義理はない。
いつもとは全く違う、最短で戦いを終わらせようとするエルムにクロードは目を白黒させる。
そんなに「お兄ちゃん」とやらが大切なのか、と。
「─────せぇえええい!!」
遥か上空から落下してきたノヴァのかかと落としを片手で受け、さらに回転しながら放たれた回し蹴りも回避。
至近距離で凄まじい魔力がぶつかり合いエネルギーの嵐を巻き起こす。
「お兄ちゃんだかなんだか知らないけど、ここでアタイ達に負けるんだからどうでも良いよね!」
今までもとんでもなかったが、さらにそれを数倍も上回る強大な魔力を拳に宿らせたノヴァの一撃がエルムを穿ち、ガードの上からにも関わらず凄まじい衝撃を彼女に与えた。
ビリビリと腕が軽く痺れ、体を貫いた衝撃にエルムは少し咳き込む。
ノヴァの能力はクロードと違ってこれと言った対策ができず、しかもありえないほどにコスパが良いため単純なパワーだけで言えば一番の厄介さ…………。
オマケにその特性上、とんでもなく戦いが長引かない限りガス欠は見込めない。
「"原初の魔王を殺す"」
相対する三人の鼓膜を気味の悪い声が静かに打った。
途端に、ゾワッ!と鳥肌が立つほどに強大で底の見えない力がノヴァとクロードの背後から這い寄ってくる。
慌てて逃げた二人と入れ替わりで振り下ろされた斬撃が、易々とエルムの柔肌を切り裂き肩から腹部にかけて深い傷を刻み込む。
ここまでの大きな傷を負ったのはそれこそ聖魔戦争以来、初めてだろう。
ブシッ………!と鮮血が舞い、斬撃の延長線上にまでその余波が広がって運悪く近くにあった山を軽く両断した。
それほどの快挙を成し遂げた剣は、しかし残心を取った先で粉々に砕け散った。
己に課せられた役目の重さに耐えきれず自壊したのだ。
手のひらに残った粉々の柄が風に攫われて消えるのを見届け、初老の男性はエルムに視線を移しため息をつく。
「さすがだ………」
「それはお互い様だよっ!」
血が吹き出しているのに、一ミリも痛くないどころかむしろ喜ばしいと言った笑みのエルムの拳がめり込み、苦悶の表情を浮かべながら男は後ずさる。
"賦与の魔王"ヴァン・ヴィルヘルム。
彼はあらゆる物体に役目を与える。
「"傷を癒してくれ"」
ヴィルヘルムがそう口にすると、途端に彼だけでなくそばに居たクロードやノヴァの傷まで癒えてしまった。
しかし当然と言えば当然だが、エルムのダメージはそのまま。
まるで神に見放された哀れな子のようだ。
「"ドラウプニル"」
しかし"魔の王"が神に縋るなんて滑稽も良いところ。
顕現させた杯から一雫の水滴が零れ、傷口に染み渡る。
するとなんという事だろう。
あったはずの傷が、初めから何事も無かったかのように塞がってしまった。
美しい柔肌には潤いが満ちている。
破けた服とこべりついた赤黒い血がなければ誰もそこに傷があったとは思えないだろう。
エルムは試しに肩を動かしてみて異常が無いことを確認すると、次に何か考えるように唇に指を添えて、数秒後にふと思いついたように手をポンッと叩いた。
三日月のように裂けた笑みは、三大魔王たる三人を持ってしても無意識に後ずさらせる程の迫力があった。
「三人とも30秒あれば…………充分かなっ♪」
ほんの一瞬だけ覗いた全ての魔王を統べるその片鱗。
息が詰まるほどに圧倒的な力を前に、しかし三大魔王は誰一人として屈服することなく魔力を全開にして迎え撃つ。
一番最初に飛び出したのはあらゆるスペックを能力によって何十倍にも引き上げたノヴァだった。
体が耐え切れるギリギリまで強化された彼女の肉体は、ギシギシと悲鳴を上げながらも一時的にそのスペックを原初を凌駕するレベルにまで至らせた。
だが常に限界を超えた負荷が襲いかかる故にそう長くは持たない。
「"レーヴァテイン"!!」
顕現せしは深紅の業火によって形成された最強の神器、レーヴァテイン。
特殊能力はなく、純粋な力のみが集まり結晶となった攻撃力極振りの槍だ。
その破壊力は、さながら悪魔の如し。
───────力の塊と力の塊が激しく衝突。
巻き起こったエネルギーの渦が炎の帯を引き連れて大気を揺らす。
爆ぜた太陽のごとき光と地を揺らすこの振動はもはや天変地異どころの騒ぎでは無い。
国一個を丸々消滅させても有り余るほどのエネルギーが激しくせめぎ合う。
しかし拮抗が数秒続くと、片方に限界が訪れた。
ノヴァだ。
血涙を流しながら、吐血しながらもギリギリまで抗い、それでも押し負けて紅蓮の炎に呑まれた。
光が凝縮した次の瞬間、カッ─────!!と爆ぜて凄まじい爆炎と熱の乗った衝撃波を辺り一帯に拡散した。
それを尻目に肉薄したクロードに向かってエルムは魔法を放つが、途中で二人の位置が反転。
放ったはずの弾幕がエルム自身に襲いかかる。
もちろんこの程度で明確なダメージを受けるようなエルムじゃない。
それはクロードも分かっている。
そのためすぐさまエルムの付近にある弾幕の中の一つと自らの位置を反転させ、一瞬で彼女の懐に潜り込んだ。
渦巻く魔力に心臓を握り潰される感覚を味わいながらも渾身の力で剣を突き立てる。
彼ほどの実力ならばエルムを斬ること自体は難しくない。
しかし、斬らせてくれるかどうかは別の話である。
当然ながら素晴らしい反射神経で対応したエルムは剣を避け、向けた手のひらからゴパッ………!!と紅蓮の炎を放つ。
ところが────────。
ドスッ!!とエルムの腹部を貫き、背後から剣が突き立てられた。
切っ先から血が滴り落ちる。
ほんの一瞬。
残された"スヴェル"の能力を上回りクロードの"反転"がエルムの感覚に作用したのだ。
そのため正面に放ったはずの炎も、実はとんちんかんな方向に飛んで行った。
実際に効果を及ぼしたのはきっと一秒にも満たない。
それでもこのレベルの戦いの中ではその一秒以下の時間さえ勝敗を左右する。
………………とは言え、だ。
一矢報いるのが関の山。
別の神器の力によって突き刺さった剣はすぐに粉々に粉砕され、クロードはもはや苦笑いを浮かべることしか出来ない。
まさか、自分達と戦っていた時はこれっぽっちも本気じゃなかったなんて…………。
今思い返せば確かに三大魔王やそれに匹敵する相手と戦う時、エルムはどの神器を使うこともなく素手と魔法で戦っていた。
それくらい、エルムと他者では実力に差があったのだ。
今更ながらちょっとショックだ。
しかしそう感じることさえおこがましい程の魔力がエルムの右手に凝縮する。
「"グングニル"」
渦巻いた血色の魔力が形成したのは、禍々しい装飾の施された一本の魔槍。
かつてマシロと戦った際にも使用した神器グングニルだ。
爛々と輝く狂気を携えた瞳で、エルムはグングニルを放つ。
音すら置き去りにした一撃必殺の槍は、一筋の閃光となって寸分違わずクロードを捉え、空間を歪ませるほどの圧倒的なエネルギーを解き放った。
遥か上空で爆ぜた赤黒い魔力。
遅れてやって来た突風に髪を揺らすエルムの前に残ったのはあと一人。
最年長のヴィルヘルムだけだ。
「"エルムグラムを斬り捨てる"」
言霊の力によりその役目を与えられた剣に、さらに魔力を上乗せして構えたヴィルヘルムは、重々しくそれを上段に構えて踏み込む。
エルムの取り出した魔剣グラムとヴィルヘルムの剣が衝突。
ぶつかり合う度に、行き場を失ったエネルギーが雷となって四方八方に飛び散り、凄まじい衝撃波をところ構わず撒き散らす。
「ぬうッ………!!」
なんとか鍔迫り合いに持ち込むが、それでも押し返すのがやっとで一ミリたりとも剣が前に進まない。
それだけ先程よりも荷が重たくなっているのだ。
剣に課せられたこの役目は。
ギィイイイインッ!!と金属音が響いてお互いに弾かれると、ヴィルヘルムは逆袈裟斬りに剣を振り上げ"役目"を与えた斬撃を飛ばす。
だがエルムには簡単に片手で握り潰されてしまった。
「……………歳を取ったね、■■■■」
「そうだな…………」
肩で息をしながらヴィルヘルムはそう答える。
もはや全盛期の頃ほどの力は彼には無い。
それでも他の三大魔王と並ぶほどの実力がある事に驚きだ。
エルムは一度目を瞑ると、グラムと入れ替わりで別の神器を顕現させる。
赤黒い魔力が凝縮して形成したのはシンプルな銀色のロングソード。
しかし放つ異彩な雰囲気は、気を抜けばヴィルヘルムさえ呑み込まれてしまいそうな暗い深淵を垣間見させる。
「"ダーインスレイヴ"」
呪われし魔剣、ダーインスレイヴ。
この魔剣によって受けた傷は、生涯その者から消えず死ぬまで呪い続ける。
───────ザンッ!!
乾いた音が響いて、血飛沫が舞う。
その場に残ったのはたった一人、圧倒的な力で勝利を収めたエルムのみだ。
放出していた赤黒い魔力を抑え、神器も消して一息つく。
エルムの原初たる所以がよく分かる凄まじい戦いぶりだった。
まだ本来の能力を使っていないのにも関わらずこれなのだから恐ろしい。
「…………よしっ、お兄ちゃんのところに行かなきゃ!」
あくまで今の優先事項はお兄ちゃんな辺り、すっかりお兄ちゃんっ子な妹に成長したようだ。
先程まで殺意の塊みたいな戦いをしていた幼女と同一人物とは思えない。
恐ろしく速い切り替え。
それより、結構足止めされてしまった。
お兄ちゃんが心配だ。
さっさと服に付いた血を剥離させて凝縮し、ポイッと捨ててから目的の場所に向かおうとした瞬間。
『ギャア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッッ!!!!!!』
耳をつんざく断末魔のような絶叫が向こうから響いてきた。
大気をビリビリと振動させるそれは、まるで脳に直接不快感を送り込んでくるかのごとく特殊で不気味な力を孕んでいる。
「うぅ〜!急になに………!?」
思わず耳を抑えるエルムだったが、視線の先で膨れ上がった何かを目にしてそれどころではなくなってしまった。
うねうねと蠢く漆黒の何か。
あれは触手だろうか………。
「──────お兄ちゃんっ!」
その根元から感じる力を察知した途端、エルムは目を見開いて翼をはためかせた。
心臓が握り潰されて、生きた心地がしないこの感覚。
どうか現実でないで欲しい……………そんな願望は、現場に到着しそこでの惨状を目撃した事で粉々に打ち砕かれた。
──────────────────────
・"原初の魔王"エルムグラム
様々な神器を扱う魔王の祖。その圧倒的な力は本来の能力を使わずとも自らに次ぐ三大魔王を完封するほど。
・"悖反の魔王"クロード・ヴァグ
能力は反転。あらゆる事象を反転させる能力。ダメージだけでなく、視覚を始めとした五感などにも作用する。本人の性格がすごく悪い。白髪の青年の姿。
・"積聚の魔王"ノヴァ・クロス
あらゆる事象を、込めた魔力の分だけかけ算式に強化する能力。10消費すれば10倍。コスパが死ぬほど良い。ちなみにノヴァの総魔力は数万単位。そのため、100の魔力を込めて攻撃するより、10の魔力に「能力で10の魔力を消費(掛け算)」した方が同じ威力でもコスパが段違い。
前者はそのまんま100の魔力を必要とするが、後者は純粋な強化の10と能力による10の魔力消費で掛け算し100の魔力となる。
どちらも100の魔力だが、後者の方はたった20の魔力で100の魔力と同等の攻撃ができる。
・"賦与の魔王"ヴァン・ヴィルヘルム
あらゆる事象に"役目"を与える能力。与えられる役目は自身の魔力や対象との実力差によって左右される。例えば「〜を殺す役目」などは、力が拮抗していたり死ぬ気で戦えば相打ちに持って行けるだけの実力があれば適用され、それから外れるにつれてその効果も弱まる。また空気に「傷を癒す役目」を与えると、何もしないでも傷が回復する。「能力の使用」にかかる魔力は例外やあまりにも強大すぎるものを除き一定。見た目は白髪まじりのイケおじ。とある理由でかつて本当の名前を封印した。
・「きたねぇ花火だ」…………ドラゴンボールより、ベジータのセリフ
〜補足〜
・三大魔王の強さについて。
なんかあっさり倒されてますけど、三大魔王の強さは普通に異次元です。この世界に来たばかりのマシロよりは強いので。九尾の狐に負ける前のマシロと同等くらいかな?
神の力と不老不死がある分、マシロに軍杯が上がるかなぁ〜…………くらい僅差です。
エルムがチート過ぎるのが悪いと思います、はい。
・本編で神器の特性だけを引き出しつつ本体は引っ込める、と言う荒技を使ったエルムさん。普通、あんなのできて良いはずないんですけどね…………。
しかしエルムさんは外付けの能力によって得た全ての神器に所有者として認められているため、多少の無茶なら神器達は喜んで付き合ってくれるんです。神器に"懐かれている"と表現すべきかもしれませんね。
さてさて、最後に何やら不穏なシーンがありましたね!
一体あそこで何が起こっていたのでしょうか…………。
エルムも焦っていましたから、相当な出来事があったのでしょう。
それが明らかになるのはもうちょっと後で………………次回は我らがドM姫ツクモが登場します!
相手は一体どんな強者になるのか…………では、また明日の朝にお会いしましょう!