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奮闘する仲間達


※お知らせ


この度、作者の適当なネーミングセンスと安易な考えにより、全く同じ名前の登場キャラクターが二人居たことが今更発覚しました。


・"原初の魔王"に仕える四天王が一人、ルナ

・別世界の住人であるタケルの相棒、ルナ


上記の二名の内、「タケルの相棒」の方のルナの名前を「リウ」に変更させていただきました。


このお知らせは「リウ」が登場したお話にも記載させていただきましたが、「四天王ルナ」が登場するこの話でも改めて記載させて致します。



それでは本編をお楽しみくださいm(_ _)m







『行くのです!我らが"バビロンX"!』



返事の代わりにキュアアアアンッ…………!!と甲高い音を立てて胸の水晶にエネルギーが装填され、眩い光を放って発射。

群れた魔物の大軍のど真ん中に命中し、凄まじい規模の爆発を巻き起こした。

立ち上る爆炎と煙にまみれてえぐい数の魔物が蹴散らされる中、とんでもないビームを撃った張本人はその光景をバックに実に香しいポーズを取る。


巨人族もかくやの巨体を誇るそれは、白い機体をベースにした鉄の戦士。

各部のメタリックな装甲やクリアパーツをかっこよく輝かせ、意味も無く背部にある三対の翼を顕現させエネルギーを噴かせる彼は、かつてマシロとタケルがその技術と知識の髄を注ぎ込んだ唯一無二の機体、バビロンXだ。



『やはりロマン!ロマンは全てを解決する!』



そんな夢とロマンが詰まりに詰まった機体の頭上では、操縦者の代わりに大魔法の化身である氷像の少女が仁王立ちしてそう叫んでいた。

主様の忠実にして最愛(自称)の召使い、べレッタさんだ。


彼女は、事前にタケルから戦況によっては近隣諸国の援軍をしてやってくれと頼まれていたので、こうして若干押され気味な戦場を遊撃軍的に渡り歩いていた。

行く先々で猛威を振るうバビロンXは、良い意味でも悪い意味でも連合軍の間では話題の種に。

そりゃあロボットなんて知らない異世界の民からしたら、気味が悪い存在以外の何者でもないだろう。

しかしべレッタからしたらそんな事どうでも良い。

今は主に代わって、結集したロマンをしっかり堪能しなければならないのだから。



『フッ、懲りずにわんさかと…………良いでしょう。行きますよ、バビロンXっ!あなたの力の真髄を見せるのですっ!』

『……………!!』



バビロンXはこくりと頷くと、素早く両手をドッキングし胸部の水晶と接続。

先程と同様にエネルギーを充填しながら翼の出力も最大限まで高める。

バチバチッ!とバビロンXの全身がスパークしたかと思えば、急激に充填されたエネルギーが増幅し天地を震わせるほどの膨大な出力に。



『エネルギー装填完了!照準、電荷装置共に異常無し!…………放て!"超電磁砲(レールガン)"ッ!!』



べレッタの命令が下ると同時に、銃口からとてつもない光が漏れ閃光が放たれる。

それは魔力によって限界まで電磁加速され、凄まじい熱とエネルギーを帯びた一発の弾丸。

音速を軽く超えた一撃は、遮る全てを貫いてどこまでも躍進する。


何かが通り過ぎたと思ったら、よく理解も出来ぬうちに隣にいたはずの仲間が消し飛んでいた魔物達の心情はいかほどのものか。

ごっそりと大軍の中に出来た一直線の溝に、近くの魔物達の呆然とした視線が集中する。



『以前は冷却装置含むあれやこれやが上手くいかず、中々成功しなかったこの一撃…………しかし!同士マシロの力が加わることでこのように!見事に解っ決!見てますか主様っ!』



べレッタのテンションも最高潮だ。

魔物達との温度差で風邪を引きそう。


冷却を終えたバビロンXが腕のドッキングを外すと、その隙に多少の魔物達が我に帰ったようでまた懲りずに進軍を始めていた。

その中でも特に飛行能力のある魔物が先行し、バビロンXの周りを威嚇するように旋回。

どうやら彼らも見覚えのないこの機体を前に慎重にならざるを得ないらしい。


まずはそちらを仕留めようと三対の翼をはためかせると、それを阻止するべく様々な拘束魔法があちこちから飛んできた。

ウィザード系の魔物による魔法や、ひと足早く追い付いたゴーレムが直接バビロンXの脚を掴んでいたり…………。

数で圧倒しているという利点を生かし何とか押し潰そうと群がってくる。

だがしかし!



『甘いっ!その程度では我らがバビロンXは止まりません!』



肩の装甲が一部パージ。

それを連結すると特殊な起動音が鳴り響き、クルクル回転させて薙ぎ払うとあら不思議。

ビーム〇ーベルの出来上がりである。

…………え?これだけじゃ物足りないって?

安心したまえ。



『オールレンジ起動!』



腰と太ももの辺りから分離した比較的小さなそれらは、空中で一回転してから急に自立して飛び立ち、魔物達の上空へと移動。

ミサイルやら銃弾やら小型のレーザーなど、それはもう好き勝手に暴れ始めた。

いわゆるオールレンジ攻撃だ。



『まだまだ終わりませんっ!』




その宣言通り、バビロンXの搭載兵器お披露目会はこの後も続いた。


盾を取り出したかと思ったらすぐにパージして凄まじい弾幕をばらまいたり。


四肢+翼から七色のレーザーを四方八方に飛ばしたり。


ビームサー〇ルから変形した二丁拳銃を香しいポージングで連射したり。


光学迷彩で姿を消してスナイパーライフルで狙撃したり。


突然、黄金の輝きを放ったり。


べレッタが召喚した追加装備を全身に纏って極光を放ったり。




そんな先程まで苦戦してた連合軍ですらドン引きするような蹂躙劇を繰り広げるバビロンXを、キラキラした瞳で見つめる影がたった一つだけあった。






          ◇◆◇◆◇◆






『バ〜ビ〜ロ〜ン〜………!波ーーッ!!!』



どこかで聞き覚えのある構えと掛け声で放たれたビームが地上スレスレを通り過ぎて魔物達を呑み込み、遥か彼方に消える。

あれから全身の装備をパージして一回り小さい真の姿となったバビロンX。

翼の出力を利用した凄まじい高速移動で敵を撹乱しつつビームランチャーで屠るという、実践的かつ実際にやられるとすごく嫌な悪魔的所業を行い、魔物達や駆けつけた使徒級の人物達すらドン引きさせていた。


ちなみにちょっと張り切りすぎたせいで大量の増援を呼んでしまい、仕方なくべレッタも戦う羽目になった。

反省はしていないし、後悔もない。



そんな感じで未だに無双する機体と操縦者を、キラキラした瞳で見上げる小さな影があった。

まだ一桁代に収まりそうな幼女は猫耳をピコピコ、尻尾をフリフリしながら香しいポージングをするバビロンXに「はわぁ〜………!」と純粋無垢な眼差しを向ける。



「参ったね、完全に釘付けだ………。う〜ん………しょうがない、私はミィを見てるよ!後はよろしく!」

「…………サボらないでしょうね?」

「さ、さすがにこんな時までサボりませんよ〜。ミィを回収次第、合流するであります」



果たしてウインクしながら敬礼するおサボり大魔神を信じて良いのか否か…………。

一瞬本気のジト目を向けたものの、長年の付き合いから桜綾(ようりん)はこういう時まで冗談を言う人間ではないと分かっている。

即行でクルシュはそう判断すると、ミィを含めたその場の全てを彼女に託して別の戦場へと向かって行った。



"原初の魔王"エルムに仕える彼女ら四天王も、当然ながらこの戦いに駆り出されていた。

区分としてはバビロンXらと同じ遊撃部隊。



「さて…………本当にキリが無いね」



能力で別の戦場へと移動するクルシュとルナを見送った桜綾(ようりん)は、やれやれと肩をすくませながらぺいっと気弾を放り投げる。

すると、斜め後ろで密かに近付いていたサソリ型の魔物にそれが命中し、ボンッ!と頭部が爆ぜた。

さらにチーパオ風の衣服をはためかせて繰り出された美しいフォームの蹴りが空中で心地よい音を奏でる。

ちょうど足があった場所からは、透明になっていたカメレオンのような魔物が姿を現して地面に崩れ落ちた。

見事に頭部を砕かれ、ビクンビクンと痙攣している。


これらはほんの一部だ。

他にも凄まじい数の気配がこちらに近付いてくるのが分かる。



「よーりんしゃま」

「ん?ああ、大丈夫だよ見てて。さすがにこんくらいは楽勝だって」

「ん〜ん、ミィも戦いますっ」

「そう?じゃあ、一緒にあいつらボコボコにしよっか!」

「はいですっ!」



いつになく真剣な眼差しのミィ。

どうやら巨大ロボ観戦は満足したらしい。

いや、もしかしたらそれよりも、こっちを優先すべきと自分で判断したのかもしれない。

理由はなんであれやる気満々のミィと桜綾(ようりん)は、数秒後、魔物の大軍と正面から衝突した。








          ◇◆◇◆◇◆






『グルオオオオオッ!!』


「うっ、うわあああ!?」




とある小国が請け負っている戦場にて。

予想外の増援や、その小国では対処困難なレベルの強者の出現など。

理由は様々あれど、とにかくその圧倒的な戦力差に押し負け窮地に立たされていた。


このような出来事は何もここだけの話では無い。

世界中で、同じように劣勢を強いられている戦場は点在している。

増援が駆けつけるまでまだ少し時間がかかるだろう。

果たして大打撃を受けるのが先か、それとも味方が合流するのが先か………。


そんな中、また戦う兵士達の心を抉るかのように、一人の青年に魔物の凶刃が振り下ろされて───────。




『ッ、グギャァア!?』


「…………え?」



唐突に聞こえてきた魔物の悲鳴に、恐怖で目を瞑っていた青年は恐る恐る瞼を持ち上げ目の前の様子を薄目で伺った。

なんと言うことだろう。

屈強な肉体を持つミノタウロスのような魔物の腹に、小さなナイフが刺さっていたのだ。

見たところそこら辺の家にでもありそうな安物のナイフ。

間違っても、自分の剣ですらかすり傷しか付けられなかった相手の肉体に易々と刺さって良い代物じゃない。


一体何が起こったのか。

お互いが理解する前に、特殊な音と共に二人の間に割り込んだ存在が居た。

紺色の髪を揺らしミノタウロスの腹に突き刺さったナイフに手を添えるのは、"原初の魔王"の右腕、クルシュだ。


クルシュはナイフを掴んで落下の勢いに乗せ斜めに引き抜くと、まだ戸惑いしか発露していないミノタウロス向けて能力を発動。

ほんの一瞬だけミノタウロス周辺の空間が歪んだかと思えば、なんとも形容しがたい…………生々しく聞いたこともない音がしてミノタウロスが血の噴水と化した。


たぶん、肩口から斜めに引きちぎられたんだと思う。


頬に付着した生暖かいものを感じながら、青年は目撃した光景を呆然と記憶に収めた。

しかし、理解するのを脳が拒んでいる。

あまりにも凄惨すぎるからだ。

スプラッタ映画どころの騒ぎじゃない。



『ブルオオオオオッ!!』



一度危機を逃れようと周りは魔物まみれ。

すぐさま別の魔物が仲間の仇討ちのため向かってきた。

青年はそれに気付いたものの、思考と肉体の動きが付いていけず上手く剣すら握れない。

しばらく戦線復帰は厳しいだろう。


クルシュは簡易的な結界を彼の周りに施すと、その傍らに迫る魔物向けてナイフを投げ飛ばした。

鋭いものの何故か変な方向に放り投げられたそれは、避ける動作も無しに突っ込んでくる魔物の頬をギリギリで掠めて背後に抜ける。



『ッ!?』



魔物が驚愕したのは、クルシュの姿が消えてしまったからだ。

一時も目を離さずに睨みつけていた。

それなのに、瞬きした瞬間に居なくなっていたのだ。

自分は幻でも見ていたのかと錯覚してしまうくらい自然に。

同時に、自身の腹部に熱を感じた。

それが浅い切り傷によるものだと、最後まで魔物が理解することは無い。


いつの間にか魔物の背後に移動していたクルシュは姿を現すと共に空中のナイフをキャッチ。

能力を発動する。

するとまたもや傷を受けた魔物の周囲がぐにゃりと歪んだ。

そして───────。



『……………ッ』



断末魔すら許されず、魔物の上半身と下半身は血を噴き出しながら泣き別れした。

ぐらりと魔物の体が傾き、土埃を立てながら地面に倒れ伏す。

まろび出るおびただしい量の血と臓物を前に、クルシュを囲う魔物達の勢いが鈍り、その狼狽した表情からは怯えや恐怖などの感情が垣間見える。

しかし、もう遅いのだ。



─────ふと、一匹の知性がそこそこ発達したリーダー格の魔物が気付いた。

周囲から人の気配が遠ざかっている、と。

いつの間にか青年の姿も消えている。

一旦引いて立て直すつもりか?

頭に浮かんだその思考を、彼はすぐさま振り払った。

そして、眼前の女から発せられた凄まじい圧を前に全てを悟るのだった。



「──────"虚葬"」



範囲のみを指定した指向性無しの能力発動。

その時、世にも珍しい血の雨が戦場に降り注いだ。







        ◇◆◇◆◇◆





同刻。

ランパード帝国のとある辺境にて。



『グギャッ…………!?』

「ひいいいっ!?」



先程まで怒号と魔物の咆哮で満たされていた戦場はすっかり変わり果て、今は悲鳴と絶叫が一際大きく木霊していた。

もちろん、その全ては"原初の悪魔"の軍勢から。

ランパード帝国の兵が大半を占めるその場の連合軍は、皆声も出ずただ呆然と目の前の光景を眺めることしか出来なかった。

中には目を背けたり、吐いたり、信じられないとでも言いたげに何か口にしようとして、でも言えなくてまた口を閉じる人間も居る。

それ程までに凄まじく、また正気度を削られるのだ。

目の前で敵が()()()()()()()()()()()()()()光景は。



「あなた達は下がっていて………」



ついさっき、突然戦場に現れた金髪の少女が兵士達に告げた言葉だ。

普通ならむしろなぜ少女が戦場に居るのか問い詰め、そして何としてでも安全な場所に届けるのが彼らの役目だ。

しかし何故だろう。

声をかけられた兵士達は、なんの迷いもなく了承しこうして少し引いた安全地帯まで下がってきてしまった。

分からない。

ただ…………何故だか()()()()()()()()()()ような気がした。

そうとしか言いようがないのだ。


多くの者が同じ戸惑いを感じているが、同時に少女の言葉に従っておいて良かったと思っているのも大半。

もしあそこで抵抗して戦場に残ろうものなら、間違えて敵と一緒に破裂させられていた可能性だってある。


そして、助かったのだ。

あれだけ劣勢だったのに。

死ぬことを覚悟していた兵士だって少なくない。

それでも、助かったのだ。

本来失われるはずだった大勢の命が。



───────それを成した金髪少女…………"原初の魔王"に仕える四天王が一人、ルナは戦場を歩きながら次々と敵軍の魔物や兵を破裂させて行く。


もはや自ら彼女に近付こうとする者などほとんど居なかった。

時折、無謀にも突っ込んでくる阿呆が居るが、もちろん漏れなく爆散。

血の雨をルナに浴びせる。



ルナは吸血鬼の上位種であるヴァンパイアロードだ。

その中でも随一の血液操作能力を誇る。

そんなルナにかかれば、血液を微粒子単位で操るなんて造作もない。


目に見えないほど微量の血液を対象に飲み込ませ、それを媒介に体内の血液を支配・制御。

逆流させたり、勢いを増加させて全身の血管を破って溢れさせたり。

一度対象がルナの血を摂取してしまえば後はやりたい放題だ。


戦場はすっかり血みどろに染まってしまった。

これらの血も、全てルナの武器。

不意にルナが立ち止まるとそれに伴って惨劇が収まった。

急に味方が爆散するという意味のわからない現象が途絶え、魔物達を初めとした"原初の悪魔"の軍勢に戸惑いや安堵と言った感情が蔓延する。

と同時に、これを好機と思ったのだろう。

少なくない数の魔物や兵が殺意をぶつけ武器や魔法を向ける。


だが、彼らはすぐに後悔した。

やるべきは先程までの報復なんかじゃなく、いち早くの撤退だったと。

もはや撤退の選択をしても意味が無かったとは夢にも思うまい。



『ギャアッ!?』



一つの断末魔を境に、再び戦場を阿鼻叫喚が満たす。

その広がる速度は先程の比ではない。


──────大きな血の棘が魔物を貫く。

体を仰け反ってから項垂れ動かなくなった魔物から血が大量に流れて、それがまた血の棘となって他の魔物や兵を貫く。

ほぼ永久機関だ。





それがしばらく続いた。

十分だったか二十分だったか…………覚えていない。

だがこれくらいの時間が経つ頃には、戦場を支配していたのは乾いた土と血が混ざった生臭い匂いと、恐怖を感じるほどの不気味な静寂だった。









・バビロンX関連のやつ(多すぎるのでまとめて失礼します)…………機動戦士ガンダムシリーズより


・バビロン波…………ドラゴンボールより、かめはめ波のパロディ




〜補足〜


・クルシュの能力について。

彼女の力は「空間と空間を圧縮したり引き伸ばしたりする」能力です。正確に発動するためにはマーキングが必要で、本編ではナイフや与えた傷などがその対象になっています。

また無差別であればマーキング無しでも発動できて、その場合は本編最後のように広範囲に渡って無差別に空間が圧縮されたり引き伸ばされたりします。


ミノタウロスや他の魔物を倒した原理としては、マーキングを頼りに対象の周囲の空間、またはマーキングの周辺の空間を圧縮→その「圧縮した状態」のまま能力を解除する→そうすると圧縮された空間が元に戻ろうとして、特定の方向(圧縮した方向)に強い引力(仮)が働く→凄まじい力に肉体が耐えきれず、引きちぎれる


図解するとこんな感じ↓



・Aという空間(マーキングした対象が居る空間)




・Bという空間



能力発動

↓↓↓



・Aという空間

─────────(空間と空間が圧縮され接続した"面")

・Bという空間


※この時、空間の"面"を対象の腕など何かしらの部位を通過させるようにする。本編の場合はミノタウロスの左肩口より左側、敵討ち魔物の上半身など。



能力を解除

↓↓↓


・Aという空間


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓(Bという空間が元に戻ろうとする力)

・Bという空間



結果

↓↓↓


・Aという空間(下半身)




・Bという空間(上半身)




上記のように負荷に耐えきれなかった肉体が千切れる。

ちなみにきちんと全身で"面"を通り過ぎれば瞬間移動みたいなことも出来るんですよ。

この場合は途中で能力を解除しないので、空間が戻ろうとする引力(仮)も働きません。


説明難しいです、はい。

どうしても分からなければ、感想などで質問していただければ詳しくお答えします!




・ルナの能力について。

彼女は言わずもがなリーンと同じく血を扱います。

しかしそのレベルはまさに"極地"と言うべきほど極まっています。

そのためリーンには出来ない規模での運用や、本編でもあった微粒子単位での操作も可能。



クルシュとルナは四天王の中でも特にえげつない戦い方をするので、見てる側は正気度をゴリゴリに削られます………。

特にクルシュは、初登場でも迷宮編でもあわあわしてた娘と同一人物には思えませんね…………。




・ちなみに兵士達が素直にルナの言うことを聞いたのは、彼女の魔眼による影響を受けたからです。

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