第6話 武器製作
「どうですか? 使えますか?」
「おーっ……」
リエルに案内され鍛冶場へと赴いた俺はあまりの広さに言葉を失っていた。
「駄目、ですか?」
「いや、そんなことない。むしろ逆だよ。こんないい設備があるならきっといい武器や防具が作れるはずだ」
一目見て確信する。
ベルーガ城内の鍛冶場なんかで作るよりも数段優れた武具が出来ると。
俺は早速武器を作ることにした。
何をおいてもまず武器がなければ始まらないからな。
敵はケンタウロスだと仮定すると相手はヤリを持っているはずだ。
射程距離はやや長いか。
だったら俺は飛び道具にしよう。
近付かなければ相手の攻撃を受けることもないからな。
弓矢、クロスボウ、投げヤリ、手裏剣、クナイ。
いろいろあるが……。
「クロスボウにするか」
一撃の威力が一番強いことからクロスボウに決める。
そうと決まれば材料調達。
リエルにお願いして必要な物を揃えてもらう。
その間に俺は村を回って使えそうな金属やら木材やらを手当たり次第かき集めた。
そしていざ鍛冶を開始する頃には日はとっぷりと落ちていた。
夜のとばりにカーンカーンという音が響き渡る。
「矢には炎属性をつけて、それから一応毒も塗っておくか……」
俺は夜通しクロスボウ作成に励んだ。
そして――朝になってリエルが様子を見に来た時には渾身のクロスボウが出来上がっていた。
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