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プロローグ
目が覚めたら白い天井、中年の女と、コートを羽織った若い男、眼鏡を掛けた白衣の男が視界に入った。
白衣の男「……!!」
何か叫んでる。聞き取れない。体が重い。
中年の女「りな!りな!よかった…よかった…」
泣き崩れながら抱きついてきた。
鬱陶しい。
いや待て、俺はりなじゃない。亮太だ。
「ち、…か」
…声がでない。
コートを羽織った若い男
「娘さんの容態が良くなり次第話を伺います。」
”ブチンっ”
目が覚めたら白い天井、お母さん、見たことない若い男性、眼鏡の白衣の男性が視界に入った。
お母さんの懐かしい匂いがする。
ベッドに寝てる?病院?なんで?
頭が働かない。駄目だ眠たい。
お母さんが里奈って叫んでる。
何も思い出せない。
そうして私はもう一度深い眠りについた。