↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
DRUG TREATMENT~神魔大戦・聖ナル決断ノ刻~  作者: 波 七海


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/26

第17話 誰かが迎えてくれるのもいいものかも知れない

よろしくお願いします。

 家《うち》に帰って玄関に入るなりルージュが飛びついてきた。



「おっそーい!」


「遅かったか?」



 外はまだ明るい。

 スマホで時刻を確認すると15時だった。

 まだまだ夕方に差し掛かる頃合いだ。



「それでどうなったの?」


「ん? 何が?」



 俺は何となく惚《とぼ》けて見せたが、ルージュがそれで収まるはずもなく。



「神器《セイクリッド・アームズ》よ神器《セイクリッド・アームズ》ッ!」


「ああ、取り出せなかったみたいだぞ」


「取り出せなかった?」



 ルージュがおうむ返しに聞き返す。



「何でも魂と癒着しているって話だ。残念だったな。お前らも神器《セイクリッド・アームズ》を狙ってたんだろ?」


「え? 違うけど? あたしが目につけたのはお兄ちゃんの黒子力《ダルク》と黒子回路《ダークライン》だよ。神器《セイクリッド・アームズ》持ちなんて、この間知ったばかりだし」



 そう言えばそうだった。ルージュが神器《セイクリッド・アームズ》の件を知ったのはつい最近のことだしな。すごい取り乱してたし、あれが演技だったら立派なアクトレスだよ。



「でも、神器《セイクリッド・アームズ》持ちが仲間になったら助かるんじゃないのか?」


「そうね。確かに強力な神器《セイクリッド・アームズ》を持っていれば心強くはあるけど……求め過ぎるのもよくないと思わない?」



 殊勝な事を言うもんだ。

 俺は思わずフフンと鼻を鳴らした。



「でも今の話によると、お兄ちゃんを魔人化《まじんか》したらもれなく神器《セイクリッド・アームズ》がついてくるって訳ね」


「おい……。人をお買い得商品みたいに言うなよ……」



 これどっちがおまけか分かんねぇな。



「えーこれは増々、お兄ちゃんには魔人になってもらわないとねッ!」



 ルージュはニンマリとした表情で小ぶりな胸を大きく張る。



「ふん。ならちょっとは魅力的な提案をしてみるこったな」


「あら? 今なら健気《けなげ》な従妹《いとこ》がついてくるわよ?」


「まだ引っ張るのかよ。その設定……」



 そんな他愛のないやり取りをしながらも、心地良さを感じている自分がいることに気づいたのであった。

お読み頂きありがとうございました。

引き続きお付き合い下さいませ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。