5-4 コンバート実行ユニットとしての機能
本節では、
キュゥべえが担う
コンバート実行ユニットとしての機能を、
作中で観測できる工程のみに基づいて
技術的に定義する。
魔法少女システムでは、
少女の肉体と中枢機能を
意図的に分離して運用している。
その初期工程として実行されるのが、
人格情報をソウルジェムへ集約する
変換プロセスである。
この変換は破壊行為ではなく、
機能付与のための
コンバート工程として
キュゥべえ側によって自動的に実行される。
観測可能な事実として、
・契約に同意した少女に対してのみ変換が行われる
・変換後、肉体は重要な判断機能を持たない端末として扱われる
・ソウルジェム側に魔力運用OSが付与される
という一連のプロセスが
完全に一貫した形で描写されている。
したがって本稿では、
キュゥべえの機能を
・同意取得後の変換実行主体
・魔法少女化の初期セットアップ装置
・人格情報の格納媒体生成ユニット
として確定的に扱う。
以上より、
キュゥべえは
魔法少女の価値や感情を評価する存在ではなく、
あくまでシステム上固定された手順を実行する
コンバート実行ユニットとして理解される。
次節では、
この変換工程を人間へ説明するために
キュゥべえがどのように情報を翻訳提示しているかを
さらに詳細に解析する。




