表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
まどマギ構造解説ーなぜ鹿目まどかは神となったのかー  作者: カトーSOS


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
19/54

2-6. 第2章の到達点

本章では、ソウルジェムを

「魔法少女という存在の本体」

としてではなく、

「魔法少女システムを構成する中核装置」

として定義した。


ここで確立されたのは、以下の構造的前提である。


第一に、

魔法少女の人格・意思・行動制御は、

肉体ではなくソウルジェムに格納されている。


肉体は意識や人格を保持する主体ではなく、

外界との入出力を担う物理的インターフェースであり、

ソウルジェムと肉体は、

ソフトウェアとハードウェアの関係に近い。


第二に、

ソウルジェムは単なる精神体や魂の象徴ではなく、

人格情報、制御系、魔力運用OS、

有限容量の内部領域を持つ複合システムである。


このため、魔法の使用や日常活動に伴い、

内部には必然的に副生成物が蓄積する。


第三に、

いわゆる「濁り」は、

感情や精神状態そのものではなく、

システム運用に伴って発生する

排出物に近い性質を持つ。


それは動力源ではなく、

エネルギー利用の結果として生じる残渣であり、

意図や倫理とは無関係に蓄積していく。


第四に、

ソウルジェムには明確な容量上限が存在し、

この上限は努力や精神論によって回避できない。


容量超過は仕様上の必然であり、

魔法少女個人の失敗や堕落ではない。


以上により、

魔法少女システムは、

善悪や希望・絶望といった物語的概念を導入する以前に、

技術体系として破綻を内包した構造を持つことが示された。


この構造的必然として生じる副生成物こそが、

次章で定義する

「呪いのエネルギー」であり、


第3章では、

それがどのように性質を持ち、

どのように変質を引き起こすのかを、

引き続き構造的に解析する。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ