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第二部『祈りの継承』あらすじ
第一部の出来事から十数年後。
かつて転生した魂・ナナシは、大人になり、
“神様が残した奇跡”を記録する「風の記録官」として生きている。
彼女が暮らす世界では、白い花と風を通して祈る文化が広まり、
人々は「転生の神」――イチカミ・シロの存在を知らぬまま、
その優しさだけを“日常の祈り”として受け継いでいた。
そんな中、ナナシは弟子の少年・リツを育てながら、
過去の出来事をまとめた「神話の書」を執筆する。
その夜、再び“風”が彼女のもとに訪れ、
シロが一瞬だけ姿を現す。
彼はもう絶対的な神ではなく、
「人の感情を知る存在」として変化していた。
ナナシと再会したシロは、
“祈りがある限り、神は生き続ける”と告げて去っていく。
その後、ナナシは自らの手で神話を完成させ、
次の世代――リツへと“祈り”を託す。
やがてリツは、
**「人と神が同じ世界で生きる方法」**を探す旅に出ることになる。




