……可能性の飛躍
"Alla Turca" by 4-Year-Old Evan Le
を 聴きながら
**
……もう息をすることに飽きているけれど ……こんな私にもまだ可能性の飛躍的 なそれは きっとほんのちょびっとは残されている筈だ
……何故、クラシックの本の表紙絵を描いてほしいとお客様にそうお話頂いた時に私は即答出来なかったのだろう
……今でも時折考えるけれど ……私にとって絵は……そういったものでは無いのかもしれない
……少なくとも……人生の暇つぶしの先に行ってよい消耗品ではない
……では何かと言ったら……それは口にするのもためらうような……本当に純粋な感覚の欠片
……私自身の聖域
……だからそもそも表にあまり出すものでもない
**
……私が求めているものは何なのだろう
……息を止めるその時まで ……長すぎてもう嫌だ