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神響世廻   作者: 神来社 楓亜
草の国:タバルジール編
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第4話 「告げられた試練」

神響世廻 第4話 「告げられた試練」


「条件、それはだナ……まぁいいヤ今日は疲れただろうネ、中央都市の宿で休むといいよ。ハルビス、案内してやってくれ」

「ハッ。わかりました。」

僕はハルビスに連れられ、タバルジール中央都市の、かなり良さそうな宿に案内された

「こんなところに、?良いんですか?」

「アヌイ様のご好意だってよ。いいなぁー俺も1度はこんな宿に泊まってみたいぜ。金は全部緑乾騎士団負担、とな、見ず知らずの者にここまでするってすげぇよな」


「なるほど、それはありがたいです!」


「じゃ、俺は騎士団に戻るよ」


そこで、僕はハルビスと別れた。





「すみません……」

僕は今、宿のチェックインにいる。

「あぁ、あなたがルーク様ですね、アヌイ様から話は伺っております。さぁ こちらにいらしてください。」

「あ、ありがとうございます……」

(案外スムーズにすすんだな)

案内された宿の中は、思っていたよりも広かった。そして、ベッドも、枕も、餅のような柔らかさでとても触ると気持ちがよかった。


僕は、一旦休もうとして、ベッドに身を投げた



寝転んでみると物凄く気持ちが良くて。ここ数日の疲れがどっと溢れてしまった。

「あぁ、疲れたなぁ」

僕は、深い眠りに付いた……



朝がきた

「ん、んんっーあれ、寝ちゃってたか、ふぅー、よく眠れた!」

僕は、ある程度身支度を整えていた

グゥー

お腹がなった

「そういえば、今まで何も食べてなかったな。」

コンコン


ドアがなった


「ルーク様、ご朝食のお準備が出来ました。ルーク様の支度が出来次第、下に参られてください。」

この宿は、朝食を用意してくれるようだ。とてもラッキーな感じだ。

僕は、服を着替え宿の下にある食堂へと向かった。食堂、と言っても、雰囲気は高級レストラン並、無意識に気を張ってしまう。


「本日のご朝食は、タバルジール伝統料理である。タリー。ラン。汁物にルッサム、副菜にカチュンバルでございます。」


どれも見た事がない料理だ。特にタリーはホカホカでスパイシーな匂いを放っている。赤みがかった茶色系統の暖色で、物凄く食欲がそそられる。

ランはパンのようだがピザ生地の様で、形が楕円形のスプーンの様な形ということで、普通とは違う感じだ。

ルッサムはスパイシーで、酸っぱそうな匂いで、とても美味しそうだ。

カチュンバルは、野菜にスパイスをかけ炒めているのだろう。そんな匂いがする。



「いただきます。」


こんな儀式はしたことがなかったが。何故か体勝手にそうした。何故なんだろうか。昔の記憶に関係あるのではないか。そう考えていたがそれはやめた。それよりも、食事を取ろう。

久しぶり……いや、目覚めてから初めての食事だ。不味いわけが無い。全ての料理がピリ辛系が多かったが、それがかえって良い目覚めの刺激となった。流石中央都市の宿だ。全て一流ものである。


「ふぅ、ご馳走様でしたー。有難うございます!とっても美味しかったです!」


「それはありがとうございます。アヌイ様からの伝言を預かっております。オーナーのいる待合室でお待ちください。荷物は後からまとめて持ってきますので、御安心を。」


「わかりました。本当にありがとうございました!」


「はい。」ニコッ


トットットッ


ガチャ


「あら、あなたがルーク様で御座いますか?あぁ、申し遅れました。私、宿長の「リンカ」と申します。以後お見知りおきを、さて、話はメイドから伺っておるのでしょう。アヌイ様からの伝言で、冒険者協会の会長、「シシ」という方にあってくださいと、なんでも、"試練"に関係する事なんだとか。」



唐突に話が始まった。僕は話を漏らさぬ様に聞く事にした。


「すみません。冒険者協会とはどこでしょうか?」


「あぁ、私とした事が、待っていてくださいまして。」


リンカさんは部屋から出て、あるひとつの地図を持ってきた

「説明するわ。私達が今いるのがここで………………」



数十分後



「なるほど、わかりました!ありがとうございます!」


「えぇ、お気を付けて行ってらっしゃいませ。」


僕は宿を後にし、冒険者協会を目指し歩き始めた、幸い。距離はそんなに離れていなかった様で、周りの歴史感じる風景を見ていたら冒険者協会にたどり着いたようだ、


「ここが……」


冒険者協会は、教会をアレンジしたような作りで、びっくりするほど大きかった。その建物に見とれていると、不意に後ろから声をかけられた。


「おい、お前、そこで何をしている?」


「……あっ!すみません。冒険者協会に用があって来ました。」


「ほぅ。それは誰に?」


「シシさん、という方です。」


「おぉ、会長にか。すこし中で待っていてくれ、すぐに呼びに行くからよ!」


「はいっ!」


チリンチリーン


中は意外と狭かった。長椅子椅子4脚と、カウンター、観葉植物に、大きな振り子時計と、絵画2枚。

僕は、受付の人に名前を伝えると、奥の部屋に通された

少し待っていると、白髪で、茶色いコートと帽子に身を包んだダンディな男性が入ってきた。

「やぁ、待たせてごめんね。私が冒険者協会会長、シシだよ。君は確かルークくん。だったよね?」

「はい、早速本題に入りますが。アヌイ様からの伝言とはなんでしょうか?」


「うん。まず、君は草元素が欲しい。といったそうだね?」

「はい、そうですね。」


「それで、アヌイ様はある条件として、ひとつ、試練をクリアすることを求めたんだ、」


「その、試練とは具体的になんでしょうか?」


「それはね、ここタバルジールの中央都市からかなり離れた、旧王都にいる魔障に侵された白龍の討伐、封印をする事さ」



「え、えぇー?!」



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