第3話 「調和の草神」
神響世廻 第3話 「調和の草神」
僕らが驚いている間に、そこに緑髪で、獣の耳を生やした、褐色肌の男が現れた。
「本当に危なかったサ?まぁいい、ハルビス君下がってて」
そうするとその者は戦いの構えをとった
「君たちが今相対しているやつは、悪魔サ、悪魔とはネ、周りの元素力が暴走し、そこから生まれた特異点……説明の時間はないね、まぁ、見ててくレ!!」
彼はそう言うと、地面に向かって足を踏み込んだ。
グッ
ドーン!!
その瞬間、彼の周りの地面が波のように動き、周りの草木が輝きだした。その場は一瞬にして、命を持ったかのようになった。
バジュ!!
悪魔の腕が瞬きする間に再生した
「アァ!カミカラキテクレルトハナ!ガハハハ」
「ほざく時間はないサ!」
アヌイの拳が前に出た
シュッーーバコン!
空気が揺れた、いや、爆発した
「ホゥーナカナカヤルナ、アヌイ、ナラ、コッチモホンキデイカセテモラオウ!!!!」
空気から痺れを感じた。
「ルーク君、ここは彼に任せよう。」
「…は、はい」
「……?!」
その場には、魔物がざっと1万体ほど召喚された。
「サァ!アヌイヨ!クニガホロボサレタクナケレバ、マモノヲタオストヨイ!」
「……草木を踏みつけ、荒らすようなものを……」
草木が輝きだし、空気が震え、凍った
「生かしておくにはいかないのサ」
ババババババババ
その瞬間、魔物が全員樹木と化した
「ナンダイマノハ!ハナシトチガウジャナイカ!」
「その元素、どの国にもないようだネ、裏にナニカがあるんだろう。害のある物は、早めに摘まないといけないネ」
「クッ、ナガイスルトコッチガヤラレル!タイサッ……」
グイッ
悪魔の足は、植物で固定されていた
「ナンダトォォォォ!!!!」
「ガハハッ!それは僕オリジナルの植物、まず生き物は切れないヨ!ここで君をカンペキに殺させてもらうヨ」
「クッソォォォォォオ!」
悪魔の体に異変が起きた。
「クッ…アイツが自爆する前にっ……!」
攻撃の音が共鳴し始めた
バァーン ビガァァァァァア
辺りは白色に染まった。視界が晴れたあと……その場所には巨大なクレーター。その中心に、巨大な木が生えていた。
「ナントカ……自爆が広まる前に対処出来たようだネ……ふぅ疲れちゃったナ」
僕とハルビスはその者に近づいた
「あのっ!ありがとうございます。大丈夫でしょうか?」
「あぁ大丈夫大丈夫、これも仕事なんダ」
「ところで、あの悪魔、あなたの事をアヌイとか神とか呼んでいたみたいですけどあなたは何者なんですか?」
「それを教える前に……ハルビス、この者は誰なんだい?」
「ハッ。この者は、私が発見した時には記憶障害があり、発見前は何も知らないようでした。名前も覚えてなかったようですので、仮名として、民謡に出てくる"ルーク"と名付けました。」
「なるほど、そして。これから何処に?」
「この後は、検査塔に行き、厳密な検査をクリアした後、中央都市に案内しようかと」
「なるほど。ハルビス、その検査を取り消して、直接入国を許可しよう」
「ハッ。?それは何故でございますか?」
「この者は強い意識を持っていると僕はみたのサ、ただ。それだけだけどネ(こいつ…元素の抜け殻が体内に溜まっている……何者ダ?)」
「あぁ、わかりました」
「それで、るーく君。本題に入ろうカ。」
その者の自己紹介が始まった。まとめると、彼は"アヌイ"このタバルジールの管理者であり、草元素の神という。なるほど、だからそこまで強いわけだ、納得した。
1つ。提案というか頼みをしてみよう
「アヌイ様、その、頼みなんですが……草元素を僕に授けて貰えないでしょうか?」
「がはははっ!!面白いこと言うな!いいゾ!ただ1つ条件がある、それは……」
一方「???」
「███様、あの悪魔が倒されたそうです。」
「何ッ?それはほんとか?」
「はい、相手は草神、圧勝のようでした。」
「クッ…やはり人造悪魔は弱いな…我の元素を与えたというのに、負けるとは…」
「今回は運が悪かったです。あの者が1人になるタイミングを測りましょう。」
「あぁ、そうだな、それまでに、また新しいものを作っておけ」
「ハッ、███様の仰せのままに……」
シュッ
続く
書き溜めが8話分あります…w




