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神響世廻   作者: 神来社 楓亜
草の国:タバルジール編
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第13話「魔神誕生」

神響世廻 第13話 「魔神誕生」


「シシさん…?」

「あー…ここにいるってことは何が起きたかわかってるってことかな?」


シシが問いかけた


「いえ、俺たちは異変が起きたので確かめようと…」

ハルビスが言う

「そうか、まだだれも援護は来ていないから、この先は何があるかわかんないぞ。」

「でも、何が起きたのか確かめなくては。」


「はは、流石副団長補佐だな、肝が座っておられる。そうだ、ルーク殿も来るかい?」

「行かせてください。」

「そうか、なら行こう、」



「王宮内へ」


そして何が起きたのか確かめるため、ルーク、ハルビス、シシの三人は王宮内へと歩みを進めた。



そこは瓦礫が舞い、守っていたであろう兵士がまばらに座り込んでいた。

(なんだ、これ…)

シシが口を開いた

「二人共、わかるかい?」

「ここで苦しんでいる兵士は全員草元素能力者だ。」


(ああ、確かにそうだな…でも、草元素能力を持つ僕はなぜ平然としている?)


シシは話を続けた


「文献で見たことがある、この症状は、神に魔障が溜まり決壊したときに現れるもの。」

「早く神の元へ向かわなければ「魔神」の繭が開いてしまう」


「魔神…?」


シシによる説明はこうだ

神には寿命がないが、いずれ終りが来る。その終わりというのが、段々と魔障がたまり消えるという。魔障が決壊すると現れるのが魔神で、その前に神の座を継承する決まりがあるらしい。草神アヌイはまだ3000年は大丈夫だったのだが、なぜそうなったかはシシにもわからないそうだ。


「わかったかルーク殿。」

「はい!」


「ルーク、シシさん。急ごう!」


(やっぱ速いッ!!)


シュタタ タッ

三人はあっという間に爆発のあった地点に着いた

(着いt…)

「くそっ、遅かった!」


ハルビスの声がした方を見ると、そこには、歪な黒いツタで形成された化け物と化け物の空いた胸に取り込まれていくアヌイの姿があった。


(…ッ!)


シュウウッッ


ルークは草元素のツタを伸ばしたが、届くことはなく、草神(アヌイ)は完全に飲み込まれてしまった。


「クッ…」

「ルーク!伏せろッ!」


(あっ……?!)



続く

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