【閑話ラジオ】教えてスライム先生
最後まで読んでくださった皆様に感謝を込めて。
※
ここでは本編では語られなかった裏話を中心に語っていきます。
なので、本編を読み終えていない人は絶対に読まないでください。
また、初期の構想と実際のお話の間にはミジンコが人に進化するくらいの隔たりがありますので、
ここで語る内容も本編とは食い違いが生じる場合が多々あります。
その辺りを広い心で受けとめてください。
それではスタート!!
PN.顔がサトウダイコン
「最初から核心を突いちゃいますけど、シュージの召喚スキルがレベル上がるの早過ぎないですか?」
スライム先生
「それは多分誰もが思ってることでしょうね。
でもちゃんとした理由はあるんです。
このFFFというゲームにおいて、スキルレベルを上げる主な方法は、
1.スキルを使用する(回数に比例した経験値が入ってます)
2.スキルの成果(攻撃系なら与えたダメージ、倒した数などが該当します)
3.上位のジョブへのジョブアップ
マスターの場合、3が無い代わりに1と2が異常に多いことになります。
なにせスライムの召喚にかかる時間は実質ゼロですから。
それが多重召喚のレベルに比例して加速しています。
他の召喚スキル持ちの場合、10分に1体とか、強い魔物を召喚するとずっと召喚してるせいで2番の経験値しか取得してない、なんて人も居るみたいですね。
あと、召喚にかかるMPはきっと回復薬とかで賄っていたんでしょう。きっと」
PN.落とし穴の中に居る
「スライムが最弱の期間が短い気がしますが」
スライム先生
「本当は10話くらいは最弱のままマスターの運用で何とかするつもりだったそうです。
ですがマスターのスライム愛が溢れすぎてこうなったみたいですね。
なので仕方がありません」
PN.うるせぇ俺ら
「スライムさん達はどこから召喚されて来たんですか?」
スライム先生
「みなさんの心の中からです。というのは冗談で。
実際召喚されるまで個体としては存在していません。
例えるならエーテル体とか魂の集合体みたいな感じで、召喚されて初めて肉体と固有の意識が生まれます」
PN.塩漬けわかめ
「スライムさんはなぜあんなにもシュージに献身的なのですか?」
スライム先生
「さっきの話に関連しますが、マスターは僕らの生みの親も同然です。
命と存在意義を与えてくれたことに僕たちは心から感謝しています。
またそんな僕らだからこそ、死への忌避感は薄く、マスターの為に死ぬまでに1つでも役に立てれば満足なんです」
PN.芸術的に爆発したい
「シュージがずいぶんモテていたけど、格好いいの?」
スライム先生
「好みは人それぞれかと。
ローラさんは教会を救った姿を見て感謝すると共に、子供たちを育てる親としても、色々と支えてくれる男性を求めたんじゃないかと思います。
ミーシャさんとコンディさんは空を飛べる種族なので、第一印象でマスターの称号に惹かれています。
そのうえでミーシャさんは女性として扱ってもらえたのが嬉しかったみたいです。
コンディさんは作中にもあった通り匂いフェチなので」
PN.3度の飯よりゴブリン
「結局1日も欠かさず投稿していたけど、作者の頭の中にはどれだけ構想が練られてたの?」
スライム先生
「ぶっちゃけ空っぽだそうです。
なにせ最初は1発ネタの短編でしたから。
その後の最初のイベントも4か所同時開催なんて後先考えずにするものだから、グダグダになる前に南と東をカットしましたし。
そのイベントが終わったら、他のプレイヤーとは違う路線に進もうって魔界に行っちゃうし。
ミーシャさんの存在はこの時までありませんでした。
魔界に行ってからも本当なら北の鉱山でミーシャさんの服を作ってからスライムタワーに行く予定だったのに。
コンディさんが重要キャラになったのは魔王様にあった後です。
西の島国も本当に直前まで行く予定はありませんでした。
そんな感じで基本出たとこ勝負です。
作者はこれを『登場人物たちが自由に動いてる』と呼んでます」
PN.空からエロ親父
「シュージのリアルは大丈夫だったの?」
スライム先生
「僕らはそっちに行けないので知りません。
ぶっちゃけ、そこまで意識して話を展開できるほど器用じゃなかったようです」
PN.元からあだ名はコロナ
「スライムの名前は空欄になってるけどどうするつもりだったの?」
スライム先生
「最初の構想では後半になって特殊進化(ユニーク化)するタイミングで付けるつもりでした。
が、本作のエンディングが決まった瞬間、マスターの召喚する僕らはこのままに、世界中の人たちが召喚するスライムは固有名を付けることが決まりました。
強いて言えば『シュージ・スライム』『スライムさん』が僕らとそれ以外を区別する呼び方です」
PN,嫁と彼女の間
「教会の子供たちのジョブやスキルに付いてはスルー?」
スライム先生
「どこかのお父さんが帰ってこないせいで盛り込めませんでしたね。
多分彼らのうちの1人が第1回のスライム王者になっていたりもします。
本編で語られることのなかった部分は皆さんそれぞれで自由に想像を膨らませてください」
PN.巫女ラブ
「炎龍王は出オチ?」
スライム先生
「ゲストキャラと呼んであげてください。
本当は西のゴミ拾いのあとにゴミ焼却のために行く予定もあったんです。
いずれにしてもひどい扱いですね」
PN.彼は何でも知っている=実はストーカー?
「第1話のナビゲータのナルスさん、またはちょいちょい暴言吐いてた通知の人は出てこないの?」
スライム先生
「一応天界に居る神様の一人という扱いです。
マスターが天界に行ったら登場出来たかもしれないですが、作中では行かなかったので出番はありませんでした」
PN.一番のファンは作者自身
「次回作についてはなにか構想はありますか?」
スライム先生
「恋愛ものが描きたいという心の声が聞こえてきますが、きっと無理でしょう。
いま言えるのは、次回作についても登場人物は少なめになりそうということと、
鉄板もの(追放→ざまぁ展開など)にはならないことです。
良くも悪くも個性的な作者ですから。
ただ残念なことに僕らは出てこなさそうです」
これにて「うちのスライムが弱いはずが・・・・・・くっ!」は完結とさせて頂きます。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
次回作について
次はVRで農家として頑張る少年と、料理人の少女のお話
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