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インスタントヒーロー  作者: 豚足演算
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8/15

カレー男

目の前が真っ白になり振り下ろされる腕がスローになり

ああ、俺は死ぬんだ

そう理解した瞬間時間の流れが元に戻り怪人が俺を袈裟斬りにした・・・筈だったが目の前には身体からカレーの香りを漂わせる黄色いスーツに身を包んだ小太りのオッサンらしき人物がいた。

「やれやれ事前説明もなしにいきなり戦闘だなんてあのクソ女神は何を考えてるんだか」

自らの攻撃を完全に防がれ怒りに満ちた表情のイカ男が全身から加齢臭ならぬカレー臭が漂う男に対しての怒りを露わにし、再度此方に対して攻撃をしてくるがその全てを目の前の男に防がれる。

「くっクソ、こうなったら俺様の必殺技でお前ら2人とも貫いてやる!喰らえ!イカスミボンバー!」

イカ男の口から黒い液体がまるで槍の様になり此方を貫いてくるがカレー男が掌を前に出し

「スパイスシールド!」

そう叫ぶと掌からカレーのスパイスが飛び出し円形の盾となりイカ男のイカスミを難なく防いだ。

「お前のイカスミのおかげで今日のカレーは美味くなりそうだ。もう用無しだから大人しく死ね!」

そう言って掌にあった盾を剣に変えイカ男を切り刻む。

クッソー!怪人の叫び声と共に本体が爆発し周囲に切り刻まれたイカの身が降り注ぎそれを目にも留まらぬ速さでタッパーに入れていくオッサンの姿を見て俺は意識を失った。

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