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第27話 飛ばし続けたい

 俺は紙ひこうきを飛ばす。不思議な紙ひこうきに驚いて喜んでいれる人がいる限り。ありがとうもごめんなさいも口で言った方がいいに決まってる。だけど勇気がない人も、それにそっと無記名で伝えたい人もいると思うんだ。だから俺は町のみんなに幸せの紙ひこうきを飛ばし続けたい。

「すみません。この町の紙ひこうき届け屋さんですか?僕も大人になったら本物の紙ひこうきで届けられる届け屋になりたいだ。」

 たまに訪ねてくる小さな未来の紙ひこうき届け屋。そんな子には必ずこう伝える。

「紙ひこうきは届け屋の思いで飛んでいくんだよ。思いよ届けっていう届け屋の強い思いさ。」

 じいちゃん。じいちゃんの思いはずっとずっと受け継がれていきそうだよ。空を見上げてじいちゃんに思いを馳せる。俺の中のじいちゃんが笑ってくれた気がした。

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