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異世界の女子どもが俺のぱんつを狙ってる  作者: シャイン樽画
第一章 旅立ち ~俺のぱんつを狙ってる~
30/33

 28枚目 ぜんらまん

 目をあけた瞬間……


 そこは真っ白な空間だった。


 何もない空間だ。

 それにしても体が重い……ん?


 ふと気づくと、目の前に変なやつがいた……あれ? 何だか、見覚えが?


 のっぺりとした白い顔で、にこやかに笑っている。

 こういう顔だと認識すると、すぐに記憶から抜けていく……ちょっと待て。

 だから、顔を覚えることができないのだ。

 そのせいか、まるでコイツそのものにモザイクがかかったようで……って、おい、やめろ……


「やあ、初めましてかな。こんにちは。ルー……ユータくん!」


 その声は中性的で、男か女か分からな……


「だから! 他所様の文章パクるのやめろよ! てか、今お前、絶対言いかけただろ、ルーデ……モゴモゴ」

「おっと、それ以上はいけない」


 そいつに、手で口を抑えられる。

 あー危ない危ない。

 てか、お前こそ、丸パクりしておいて、何言ってんだという感じだが……


「何でこういう危ないことすんの? わかってんのか、お前!」

「いや、僕にとって、異世界ものと言ったらまずあの作品だからさぁ」

「なに言っちゃてるの? お前、もしかして日本人か?」

「お、その反応! やっぱり君もあのサイト見てたんだな! いやあ、こんな異世界で同志に会えるとは思わなかったよ!」


 モザイク野郎はそう言って、うんうん頷いた。


「君のその反応が見たくて、こういう演出を用意したんだよ、ルー……トビッヒ君!」

「誰だよ、ルートビッヒって……もうそのネタいいから。大体どこなんだよ、ここ? そういやレッドドラゴンはどうなったんだ?」


 俺がそう言うと、モザイク野郎は、口を大きく歪めて、にやりと笑った……ように見えた。

 モザイクだからよくわからんが、嫌な笑みだ……


「よし、じゃあ、ふざけるのもこの辺にして、仕切り直すか」


 モザイク野郎は、そう言って、片手を上げ……


「あ。モザイクだけは残した方がいいと思うんだが、どうだろう?」

「いらないだろ、そんなの! もういいから、パクりから全部手を引け!」

「わかった。後悔するなよ?」


 そう言って、モザイク野郎はパチンッと指を鳴らす。

 すると、世界は暗転した。


・・・・・・


 静かな……音がまったくしない空間だった……

 まるで真夜中の空を飛んでいるかのような、宇宙空間に漂っているかのような、真っ暗な空間だ……


 その暗闇の中で、俺ともう一人の人間の姿だけが、そこだけスポットライトが当たってるかのようにハッキリと見えた。


 って……


「ギャアアアァァァ! へ、変態だああぁぁ!」


 俺の目の前には、全身毛むくじゃらの全裸の男がいた。

 男は、腹も出て頭の毛も薄くなっている、いわゆる中年の男性だったが、よく見ると、節々の筋肉は隆々としており、若い頃はマッチョマンだったのではないかと推測された。


「やあ! この姿はどうだ? ユータよ」


 こ、こいつ、さっきのモザイク野郎か?

 その股間には、ご立派なマーラ様がそそり立っていた……


「ガハハハ! だから、モザイクだけは残しておいた方がいいと言ったのだ!」

「それならそう言えよ!」

「ガハハ! スマン、スマン。さて、本題に戻そう」

「いやいやいや! せめて、ぱんつ穿けよ!」


 俺がそう言うと、男は、どこかからトランクスを取り出し、それを穿いた。

 意外に素直だな。


「さて、話を戻すが、お前、レッドドラゴンの言うことに逆らって剣で襲いかかり、返り討ちにされたところまでは覚えているか?」


 毛むくじゃらの男は……いや、仮にこの男のことを、全裸マンとしよう。

 全裸マンは、さっきまでのふざけた態度から一転、急に真顔になって言った。


「ん? あ、そうだったな……それで次に目が覚めたら、モザイクのお前が目の前にいて……」

「ふむ、覚えているか。あの時、レッドドラゴンの棘に刺されて、お前は、しんだ」

「ええっ!」

「安心しろ。レッドドラゴンも、久しぶりにお前という玩具が手に入ったのだ、すぐに生き返らせるだろう」


 玩具て……

 いや、そういう感覚なのか……あのドラゴン。

 とにかく、ぱんつレスリングしたくてしょうがない感じだったし、もう見境いなく、男の裸見たがってたし。


「だが、このまま生き返り、ただ策も無しに、ぱんつレスリングを挑んでも、あのドラゴンに勝つことは難しいだろう。そこで……ワシがアドバイスをやろうと思う……」

「アドバイス?」

「なに、気にするな。ただの中年オヤジの戯れだ」


 いや、そもそも、こんな全裸マンを手放しに信用できるわけないんだが……


 お前は、道を歩いていたら突然出くわした全裸の男の話を真に受けたりできるのか? そう聞きたい。問い詰めたい。


「ところで、お前、自分のぱんつについて、どこまで理解している?」

「はぁ? ぱんつについて? そんなもの、頭に被ると能力を高めてくれるってことだろ?」


 俺がそう答えると、全裸マンはアゴに手をあてて考える素振りを見せる。


「それだと、まだ不十分だな」

「は?」

「女神には、そのように教えてもらったのか?」

「そうだけど……ぱんつの被るという制約を果たすことで勇者の力に目覚めるとか何とか……」

「そうか……あいつも女、というわけか……羞恥心で言えなかったのだろうな……」


 さっきから何言ってるんだ、こいつ?


「では、質問を変えよう……ぱんつは普段、何をするものだ?」


 全裸マンにそう言われ、俺は自分の股間に目をやる……


「そんなの、男なら誰でも持っている股間の聖剣を隠すためだろ?」

「うむ、そうだ。では、お前は先ほど、ぱんつを被ると能力が高まると言ったが……では、被ると能力が高まるのなら、常にぱんつが包みこんでいる股間の聖剣はどうか?」

「え……まさか……」


 俺は思わず、固唾をのんだ。


「フッ、やっと気づいたようだな……ずばり言おう! お前のぱんつは、何よりもまず先に、お前の股間の聖剣を強くする効果がある!」


 な、なんだってぇ!


「お前も薄々気づいていたはずだ……朝、小便に行った時に尿のキレが妙に良かったり、夜中に変にギンギンになって寝つけなかったり、もしかしてあったのではないか?」

「そう言えば……」

「それらは全て、股間の聖剣が能力をアップさせてからに他ならない!」


 全裸マンは、ドヤ顔でそう言った。


「って! それが本当だとして、そんなもん強くしてどうすんじゃい!」


 まさか、レッドドラゴンの尻をその聖剣で亡きものしろと?


「知らん!」

「知らんて……無責任な……」

「しかし、考えてみろ。ぱんつの能力は、神々の用意した、魔王に対抗し得る勇者の能力なのだ……股間の聖剣が強くなる、これには何かしらの意味はあるはずだ……」


 でも、そんなこと言われてもなあ……


「いいか、お前は、股間の聖剣を大きくすることだけを考えろ! それこそが勝利のカギだ! あとは自分で考えろ」

「好き勝手言いやがって……大体、お前、一体何者なんだ?」


 俺がそう尋ねると、全裸マンは、やや驚いたような表情をして……それから鼻で笑いながら答える。


「フッ、ワシか? ワシの名はマサオ……」


 マサオ……

 やっぱり日本人か……


「勇者ユータよ……お前の活躍を影ながら見守っているぞ……」


 全裸マンがそう言うと、途端に世界が歪んでいった……


・・・・・・


 気がつくと、俺は横たわっていた。


「う……うぅ……」

「ユータ!」

「やっと目覚めたか……」


 上半身を起こして、辺りを見渡し、状況を確認する。

 場所は森の中、レッドドラゴンのバリアの内側にいた。


 バリアの外側では、スイーツが何やら心配そうにこちらを見ていた。

 そして、バリアの外側のあちらこちらには、マールさん達が横たわっている。どうやらまだ気絶しているらしい。


「俺は……」

「お前は、ぱんつレスリングのルールを破ったため、制裁を受けて、しんだのだ」


 ああ、その話は本当なのか。

 全裸マンが言っていたが、嘘という可能性もあったが……


「それを我が生き返らせた。キチンと、ぱんつレスリングをやらせるためにな!」

「そうか」

「ほう……意外に平然としておるな?」


 レッドドラゴン(ふんどし)が物珍しそうに言った。

 まあ、さっき色々聞いたからな。


「へーちょ!」


 思わずクシャミをする。

 うわっ! 寒いと思ったら、全裸にされている!


「お前を復活させた後、ついでだから、ぱんつレスリングのために脱がせた」

「そうか……」

「男の服を脱がすというのは……ハァハァ……心躍るものであった……難を言えばもっと筋肉質な男が良かったがなぁ……ハァハァ」

「そうかよ」

「さあ、立て! ぱんつレスリングを開始するぞ!」


 俺は、ゆっくりと立ち上がり……レッドドラゴンに正面から向き直る。


 本当だったら逃げ出したいところだが……

 どうせ、このバリアからは逃げられないのだ……


 勝てる気は全然しないが……やれるだけ、やってやる!


「ほう……やる気になったな! いいぞぉ! いい顔だ! 興奮するぅ! ハァハァ」


 さてと……

 ここまで、全裸マンの言うことが本当だったら、股間の聖剣についても確かめてみるか……


「しかし、大きくさせるというと、こんなことぐらいしか思いつかないな……」


 俺は、自分のぱんつに手を突っ込むと、己の聖剣を握った……


クレア「いや……これはやってしまいましたねぇ……」


作者「は?」


クレア「いや、わかってますよね? 今回冒頭のシーンですよ」


作者「ああ、あれですか」


クレア「怒られますよ……確実に」


作者「まあ、大丈夫でしょう。前にも似たようなことしたけど、全然お咎め受けなかったし!」


クレア「いや、前の時とは規模が違うというか……」


作者「でも、パクったのは事実だから謝った方がいいか、社会人として。勝手にパクりました! すいませんでした! よし! これでよし」


クレア「い、いいのかなぁ……」


作者「いやあ、それより自分は、前回~今回と、登場人物が男だらけって方が気になってます。絶対アクセス下がるよって……」


クレア「いや、それならそうと、作者なんですから他の話書けばよかったのでは? まあ、私は……男の方同士のぶつかり合いも良いと思いますがね?」


作者「ほう……クレアさんは、そういう趣味と(メモ」


クレア「なにメモってるんですか? 違いますからね?」


作者「丁度、マールさんはカンチョー、ターニアはびっくりするほどユートピア、というネタがあるのに、クレアさんだけキャラ弱いなあと思ってたところなんですよ、ほうほう……腐と」


クレア「違いますからね! フリじゃないですからね!」

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