24枚目 きのつよいおんな
作者「今回の話は、ちょっと痛い話なので、そういうのがダメな方はお気をつけ下さい。あ、あと例のごとく、お食事中の方は不適切な表現がございますのでご了承下さい!」
「西の森へ……レッドドラゴンのところへ行く気か?」
マールさんが俺に剣を向けたまま言った。
「行かせて下さい」
「ダメだ」
即答だ。
マールさんはそれから、溜め息をひとつ。
「大方、ぱんつの力をあてにしているのだろうが……そもそも、君一人で行ってどうする? Aランク冒険者達が来るのだから、それを待って一緒に行動すればいいじゃないか」
「俺が一人で行かないとダメなんです!」
正確には、Aランク冒険者が来る前に、レッドドラゴンの股間に付いた神力を何とかすれば、後は、討伐自体はAランク冒険者に任せればいいのだが、説明している暇はない。
それに、スイーツが捕まって、事情が変わった。
スイーツの安全を確保しつつ、レッドドラゴンの股間の神力を洗い流す!
それが、今俺に課せられた使命だ!
「どうしてもダメか?」
「どうしてもです!」
「ならば、仕方ない。少し痛い目を見てもらおう」
説得は無理か……
俺は、ぱんつを取り出すと、おもむろにそれを被った!
「ふんっ!」
鼻いっぱいに香るアンモニア臭、そして、いか臭さ……
だが、そんなこと関係ないッ!
今は目の前の敵に集中しなければ!
「思い上がるなよ? 君は、昨日の訓練で、一度も私に勝ててないんだぞッ!」
言って、マールさんの剣が上段から袈裟切りに舞う!
「とお!」
咄嗟に俺は、それを剣で受け止める。
「チッ!」
パワーでは俺が勝っていた。
じりじりと、マールさんを押し返す。
マールさんは、自分の剣に力を込めて俺の剣を押し、その反動と共に後ろへジャンプ!
今度はこっちの番だ!
俺は、剣を手にマールさんに切りかかった!
「当たるかッ!」
ブンッ!
俺の剣は、すごい風切り音と共に、思いっきり外れる。
ドガッ!
剣が地面に当たり、地面がえぐれてしまう。
相変わらず、すげえ威力……
だが、当たらなければどうということはない。
って、自分で言ってる場合じゃないか。
その後、何度か、俺とマールさんはやり合うが、同じ様に、俺の攻撃は上手くかわされ、マールさんの攻撃は何とかガードし、お互い致命傷には至らなかった。
まずいな……
これでは、昨日の訓練の時と同じだ。
マールさんの剣を何とか捌いてるものの、いつまでも俺の剣は当たらない。
昨日よりマシになったのは、マールさんの剣をガードできるようになったところか。
だが、それだって、ぱんつの力に頼っている感じだ。
持久戦になったら、圧倒的にこちらに分が悪い……
ぱんつ被りには30分の時間制限があるのだから……
状況を打破する秘策が必要だ。
何か、一気にこっちが有利になるような……何か秘策が……
「いや、待てよ?」
そうか。
考えてみれば、別にマールさんを倒さなくてもいいんだ。
俺の目的は街から出ることなのだから。
足止めできればいい……
マールさんを足止めするような何か……
何かないか?
そういえば、異世界ものラノベでは、こういう場合どうしてる?
いや、アレは参考にならないか……
大体の場合、主人公が圧倒的な力でもって無双するだけだからな。
「俺にもチートっぽい能力はあるけど……」
俺は、自分の頭に被っているぱんつを思い浮かべる……
ああ! くそ!
いつぞやのメリーさんみたく、マールさんが俺の変態的な姿に怯えてくれれば……
マールさん、気が強いから怯えるなんて無理だろうけど。
ん? 気が強い?
あれ……何だったけ……
何か、気の強い女をやりこめる方法って何かあったな……
漫画か何かで読んだことがある……
確か、気が強い女って……
「あ!」
そこで、はっと気付いた。
「どうした? そっちが来ないなら、こちらから行くぞ!」
「マールさん……」
「何だ?」
俺は思いついてしまった。
この状況を打破する方策を……
悪魔のような所業を……
「今から、俺の国に伝わる秘技を使います……」
「秘技?」
「これを使うと、最悪、マールさんは、しんでしまうかもしれない……それはもう、色々な意味で……」
「ほう……」
「降伏してくれませんか? 黙って俺を見逃してくれれば、秘技はつかいません……」
できれば、俺もこの技だけは使いたくない……
これが成功すれば、マールさんを止めることはできるだろうが……
マールさんには訓練につき合ってもらったり、色々恩義があるのに、それを仇で返すようなことはしたくないのだ。
「何をバカなことを……断る!」
「そうですか……」
俺は残念そうに言いながら、剣を鞘に納め、盾を放りだした。
「何のマネだ?」
「準備です」
「準備、だと? 剣も盾も置いて、私を舐めているのか?」
マールさんは眉間にシワを寄せて、怒りをあらわにする。
俺は、マールさんを指さしながら言い放つ!
「今からマールさん……貴方のおっぱいを……揉むッ!」
「なっ!」
俺は、両手を突き出してワキワキさせながら、マールさんに向かって猛然とダッシュをかける!
「チッ!」
マールさんは舌打ちをし、盾をもっている方の腕で胸を押さえこむように隠した!
思った通りだ!
この人、意外にエロスに耐性ないんだ!
特に、おっぱいの話題は効果バツグンだ!
俺は、いつぞやのマールさんが自分から「一肌脱ぐ」と言った時、胸を凝視したら、胸を隠すような仕草をしたのを思い出していた。
マールさんは、おっぱいを意識させれば、守りに入る!
「うおおおお!」
マールさんの懐近くまで来た!
おっぱいまであと少し!
今の、ぱんつで肉体強化された俺だったら、素手でマールさんの皮鎧の上からおっぱいを揉みしだくことぐらい簡単なはず!
「皮鎧ひっぺがしてやらぁ!」
即座に、マールさんは俺を迎撃しようとする!
「この変態がッ! しね!」
俺の動きに合わせ、俺がマールさんの懐に入る瞬間を狙って……マールさんは上段に振り上げた剣を、一気に振り下ろす!
ブンッ!
俺が剣を横に避け、マールさんの剣は宙を切る……
フッ……ここだ……
ここからだ!
「何ぃ! フェイントっ?」
俺はこれを狙ってたんだッ!
俺はスピードを緩めず、マールさんの背後に回り込む……
「し、しまっ……」
マールさんの焦りの声がするが……もう遅い!
俺は両手を組むと、両の人差し指だけ立てる!
そして、狙いを済まして……マールさんの急所にターゲットを絞り、両の人差し指を突き刺すッ!
「秘技……」
ズッブウウウウウーーーンッ!
「忍法・千年殺し……相手はしぬ!」
「ひぎぃいいいいいぃぃぃッ!」
俺の両の人差し指は、正確にマールさんの菊座を捉えていた!
(注釈:菊座とはお尻の穴のことじゃよ!)
「あ……ああ……あああぁぁぁ!」
ドサッ!
マールさんはその場に倒れ込む……
そのまま蹲って呻いている。
ふむ、昔の人は言いました……
『気の強い女は、尻穴が弱いッ!』
昔見た、セリフ付きエロ画像にそういうのがあった。
咄嗟にそれを思い出してやってみたが……
思った以上に効果があったな。
マジ痛そう……
「ん?」
あ、よくみたら、血出てるじゃん……
俺の人差し指にマールさんの血ついちゃってるよ。
おーおー、キレちゃったかー……
そっか、ぱんつ被りで肉体強化しているのに、カンチョーしちゃったからねぇ……
悪いことしちゃったな! てへ!
後で回復魔法かけて謝ろうっと!
「くそ……立てない……」
マールさんは、その場に伏したまま、立ち上がれない。
どうやら、尻に……もとい、腰に力が入らなくなったようだ。
しかし、我ながら恐ろしい技だ……
マールさんは肉体的ダメージもさることながら、女性としても、もはや『しんだ』と言っても過言ではないだろう。
だから、降伏勧告したのに……
「うぅ……こんな……こんなの……うぅ……ぐす……ぐす……」
あ、マールさん、しくしく泣き始めた……
うわ……金髪の子かわいそう……
もはや、プライドズタズタだな。
「惜しい人を亡くした……」
マールさんの尻の穴を貫いた俺の指からは、乙女のかぐわしい匂いが漂っていた……
作者「R15のキーワード付けた割りに、全体的にKENZENなので、今回それっぽい要素入れてみました。いかがだったでしょうか?」
マール「しね」
作者「ちなみに、皆さんお気づきかも知れませんが、しねの『し』という漢字は、作者が見るのも嫌なので、1枚目からずっと極力使わないようにして来ました」
マール「しね! しね! 氏ね、じゃなくて、しね!」
作者「やあ、マールさん! あとがき空間へようこそ! ここは神の領域だから、選ばれし者しか入れない設定だよ! マールさんは魔法の才能ないから、5分もいられないだろうけど!」
マール「どこまでもバカにして……覚えてろ! この糞野郎……野郎……野r……」
作者「ふぅ、エコー付けながら行ったか……しかし、この千年殺し、女性読者が確実に減ると思われる諸刃の剣。素人にはオススメできないな……」
スイーツ「いや、初めからいないでしょ……この作品のタイトルで見に来るような女性……」
作者「ちなみに、このマールさん、初めはホンのチョイ役で、アニエスさんを引き立てるためだけの予定でした。こんな舌打ちする職員よりアニエスさんカワイイ! 超ヒロインしてるじゃん! ってな感じで」
スイーツ「そう聞くと、大分出世したわね」
作者「うむ、今回でお尻も奪われて、私の一番好きなキャラに昇格したぞ!」
スイーツ「あのさ……思ったんだけどさぁ……」
作者「ん? 何かな?」
スイーツ「それだけヘイト稼いで……自分にもお尻があるの、忘れてない?」
作者「えっ?」
スイーツ「いつか仕返しされないといいわね」




