(15)
臭い……暗い……。
俺達は、白んぼどもが元々住んでいた地下下水道を歩いていた。
クソ、こんな場所、人間が居るべき場所じゃない。さっさと白んぼどもに……ああ、しまった……俺は、もう白んぼ未満のオス畜生だった。
ともかく、俺達は、地下下水道を通って、町中に侵入し、城門を解放して……ああ、劣等人種の白んぼどもからマトモな人間を解放しても……それが何になる?
片腕を失なった。病気の獣に(自粛)されて、確実にヤバい性病に感染してる。そして、最悪な形で童貞も喪失した……ちくしょう……俺がモデルの某有名ラノベの主人公の恋人役だった美人声優に捧げる筈だった俺の童貞が……。
「痛ッ‼ 何、すんですかッ‼」
「うるせえッ‼」
俺は目の前を歩いている、案内役の白んぼの尻を蹴る。
俺の童貞卒業が、こいつの尻の穴だと……うわっ?
ちくしょう……片腕を失なった状態に慣れてないようだ……。
白んぼを蹴った反動で、体のバランスを崩し……。
「何やってんだ、お前?」
俺と同じく農民様に調教されて奴隷人間と化した奴が、呆れたように言った。
「泣くな……さっさと立て」
そう言ってるが、コケて汚水まみれになった俺に、手を差し延べてはくれない。
死ぬ……死んでやる……白んぼどもを……1人でも多く殺して殺して殺しまくって、死んでやる。
ちくしょう……死ねば……死にさえすれば……。
今度こそ……マトモな異世界に転生……出来るのか……?




