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「ぐがががが……」

 聖女様がハンマーに付与した魔法によって植物人間の体が崩壊……いや……。

 植物人間の体は崩れているけど……植物人間に取り憑いてる謎植物が暴れ出して、まだ人間の部分……肉や皮膚……を自分で破壊している。

 植物人間は、見る見る()に、本当の植物と化していく。

「あああ……」

 植物人間の哀しげな目も……暴れている謎植物によって体の内側からブチュ〜っ。

 けれど……人間の皮膚や肉が無くなって謎植物だけの体になった植物人間は……ハンマーの光によって、どんどん枯れ……や……やった……勝利だ。

 見て、見て、聖女様‼ 勝ったよ‼ 聖女様の魔法のお蔭で僕の大勝利……って、えっ?

 ハンマーの光が……少しづつ……弱くなり……逆に謎植物の枯れてた部分が……緑色になって……。

 そんなの有りぃッ⁉

 魔力切れぇッ⁉

 た……助けて……冗談じゃ……あはははは……。

 ハンマーの光は弱くなり……逆に、謎植物の再生速度はUPしていき……。

勇者(ボルグ)様ッ‼ この武器から手を放して下さいッ‼」

 その時、聖女様の叫び。

「えっ?」

 思わずハンマーの柄を放してしまい……それを聖女様が掴む。

 けど……聖女様の細腕では……支えきれ……。

「駄目ですッ‼ これから危険な魔法を使いますッ‼ 離れて下さいッ‼」

「は……はいッ‼」

 どういう事?

 危険な魔法?

 何? 何? 何? 一体、何?

「もっと離れてッ‼」

「ええええ? いや、でも……」

「時間が有りません、理由(わけ)は後で説明しますッ‼」

「はいいいいッ‼」

 とりあえず、理由は判んないけど……聖女様の指示に従い、全力ダッシュっ‼

 で……でも……。

「うわああああッ⁉」

 急に全身に痛みが……。

 あ……「火事場の馬鹿力」を短時間に何度も使った時と……同じか、それ以上の……。

 呼吸すら出来ない……目が霞んで……気が遠く……。

 ぼやけた目に写るのは……光の柱……ああ……多分、聖女様が……あの謎植物を……倒し……。

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