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文章表現技法あれこれ

文章力の表現レベルを上げるために書き方の技法を色々調べてみます。

こちら参考にさせてもらってます。


参考:文章表現技法録|小説に使える珍しくて面白い表現技法&文章術まとめ!

https://sakka-no-mikata.jp/2020/08/16/written-expression/


1.奇先法きせんほう

一言目に読者を驚かせるような不可解な言葉を与えることで、

読者の気を引きつける表現技法のこと。


具体例:その日、世界は崩壊したーー。xxxという地球外生命体が地球を侵略しにきたのだ。


2.懸延法けんえんほう

懸延けんえん」すなわち、大切な事実をあえて飛ばした後、

最後に飛ばしていた事実を付け加えることによって、反響を大きくしようと試みる表現技法のこと


具体例:「お菓子つくりすぎて余っちゃって◯◯くん要らない?」「いいよ」

<中略>「チョコ入りなのか、実はチョコアレルギーでアトピー出るんだよね。」


3.漸層法ぜんそうほう

英訳すればClimax(クライマックス)と呼ばれる技法であり、ステップごとに規模感を拡大し、

読者の情動を盛り立てようと試みる表現技法のこと。

文章のリズムのためかホップ・ステップ・ジャンプの3段階で描かれることが多い。

※「呼びかけ」→「巻き込み」→「変革」のパターンが多い?


具体例:僕たちのような力がない人間でも意思を示すんだ。

倒そうという想いが力となって人々を動かし、

敵を打ち倒すんだ。


4.接叙法せつじょほう

接叙法とは、接続詞を多用することによって、

とめどなく流れるような論理的な思考リズムを作り出す表現技法のこと。

推理モノとかに良くありそうな表現ですね。


具体例:仮に、〜〜だとしたら?いやしかし、それはおかしい。なぜなら、〜〜で。

だとすれば、〜〜で。そこから考えられることは〜〜


5.断叙法だんじょほう

断叙法だんじょほうとは、接叙法と対照的に感情的な文章にしようと

接続詞をあえて削りとる表現技法のこと。

接続詞が必要かどうかは、その記述が論理的主張なのか、

感情的主張なのかに依存している。


断叙法を使わない例:世界はこんなにも綺麗で美しい。しかし、美しいのみならずその中には情熱も孕んでいる。

断叙法の例:世界はこんなにも綺麗で美しい。美しいのみならずその中には情熱も孕んでいるのだ。


6.点描法てんびょうほう

ある事物のことを面で描くのではなく、いくつかの特徴的なポイントだけを列挙することで述べる表現技法。


点描法を使わない例:そこには熊がいた。

点描法の例:そこには黒くて大きい塊のようなものが蠢いていた。


7.場面カット

文字通り、場面をカットしてしまう文章表現技法のこと。回想シーンで使います。


具体例:「君はもう死んでいるのだよ」「何!?」ーーー彼は現世でトラックに轢かれそうな子供を守って死んだのだ。


8.疑惑法ぎわくほう

疑惑法とは、表現を選ぶのに迷ったり、ためらったりする表現技法のこと。

〜〜〜かも知れない。


具体例:恋と呼ぶには、彼女には早すぎたのかも知れない。この感情を表現する方法を彼女は持ち合わせていなかった。


9.主辞内顕しゅじないけん

主語が明らかである状況で、文章中からあえて主語の部分をすべて省略する表現技法のこと

主語を書かないことによって、主人公の存在感を希薄化し、

読者自身が没入しやすい臨場感を作り上げる効果がある


主辞内顕を使わない例:僕は勢いよくパンチを繰り出すとやつはフフフと笑いながら受け止める

主辞内顕を使った例:勢いよくパンチを繰り出すとやつはフフフと笑いながら受け止める


10.警句法けいくほう

警句法とは、鋭く真理をついた短文を用いた表現技法のこと。

ナレーションぽい書き方。


具体例:睡眠、それは生物が体を休息させ、神経を回復させるために欠かせない生理行動である。


11.頓絶法とんぜつほう

途中で発言を停止する文章表現技法のこと。

主に発言者が悲惨な状況を察した場面などにおいて、

ダッシュ記号や三点リーダーを用いて発言を途中で切る。


具体例:「どうして言い返さなかったの?」「それは……」

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