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プロローグ
友達と考えた「もしも自分たちが悪の組織だったら?」っていう創作の一部です。
というかほぼその作品の二次創作と化していますが、温かい目で読んでいただければ幸いです。
そんなに長くは続かないと思います。
Renato Douglas Corporation。
アメリカ発の超巨大企業。おしゃぶりから対物ライフルまで、幅広い商品を取り扱っている。ここで取り扱っていない商品を探すほうが難しいぐらいの品ぞろえだ。通称RDC。
だがこの企業には裏の顔がある。
Reaper's Dogs
RDCの裏の顔。マフィアだ。殺人、売春、人身売買、武器の密輸、そして麻薬取引。
歴史はそう浅くない。
1920年代から細々とアングラな稼業を始め、現代にいたるまで生き抜いてきた。
他の失墜と共に成長し、今や裏社会で名を知らぬ人間はいない。
RDCの日本上陸と共にReaper's Dogsも上陸。日本支部ができた。
僕はそこの、ただの掃除屋。
何人も殺し、自分の手を血に染めてきた。
この物語は、そんな僕が、俺が、俺たちが。
幸せになるまでの絶望の物語。