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無限の才能  作者: あげもみじ
転生そして成長
2/15

陽キャな神様


 僕は今あたり一面が真っ白な空間にいる。目の前にはムキムキで肌が黒い陽キャっぽい人が座っている。


 ここは、あの後死神に連れてこられた場所だ。


 どうやらここで転生の手続きをするらしい。


「こんにちは、君の転生を担当するヴィシュヌってもんだ。君には、俺が管理する世界に転生してもらうよ。」


「こ、こんにちは。お手柔らかにお願いします。ヴィシュヌ様が管理する世界ってどういうことですか?地球じゃないってことですか?」


 そう聞くと、ヴィシュヌ様は驚いた顔をした。


「なかなか、鋭いね。そう、今から君が転生するのは地球ではない。エースっていう名前の一応、異世界だ。」


(一応?まあ、いいや)


「異世界転生きたー!やっぱりそこには魔物とかいるんですか?」


「ああ、もちろんいるよ。今時の子はやっぱり好きなんだね。君は、辛い人生を歩んできたみたいだから、ちょっとしたプレゼントをあげよう」


(プレゼント?これ絶対チート能力だ!)


「ありがとうございますー!」


「う、うん。凄い喜ぶね。それと性別も決められるけどどっちが良い?」


(性別を決められるのかー。女性にも興味あるけどやっぱり男でいいかな。)


「男でお願いします!」


「了解。あ、それともう一つ。普通なら転生先の世界では前の記憶はなくなるんだけど、君は特別に記憶をそのままにしとくから。」


「いいんですか!?ありがとうございます。でも、なんでこんなによくしてくれるんですか?」


「あー、気にしなくていいよ。ただの気まぐれだから」


 なんだ、気まぐれか。僕が特別かと思っちゃったよ。まあ、いいや。異世界楽しもー。


「それじゃあ、早速転生を始めるね。第二の人生楽しんでね」


「はーい。ありがとうございましたー」


 こうして、僕は意識を失った



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 いやーなかなか面白そうな子が来たな。これで、やっと8人揃ったか。それじゃあ、次の仕事に取り掛かるか。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 その日、エースでは8つの新しいダンジョンが誕生した。それは後に八大神域ダンジョンと呼ばれ、幾多もの英雄と呼ばれる冒険者が挑戦したが、誰もクリア出来なかった。八大神域ダンジョンが誕生してから20年後、エースの世界中に神域ダンジョンを攻略する8人の英雄が生まれるという予言がなされた。1人の神の思惑により、エースの世界に新たな時代の幕が上がったのであった。

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