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十夢著エッセイ集「アンニュイな日々」より

作者: 幻想売りの十夢

…まだ眠い


俺は目を覚ました

時計を見やるとAM9時


…せっかくの休みなのに…


ふと『体内時計』とゆう言葉が頭に浮ぶ

まだ意識がはっきりしない


最近は仕事も忙しく、昨夜も朝方まで原稿を書いていた

外からは子供たちの遊ぶ声が聞こえる

この辺りは比較的閑静な住宅街なのだが、今日は世間は日曜日で学校も休み

あんまりやかましい子供は好きではない

…そういや昨日夜中に近くの公園で小さい女の子の叫ぶ声が聞こえたような気がしたが…金がどうのこうの…あれも果たして現実だったか疑わしい

とにかく起きよう


ぼんやり起き上がる

シルクのパジャマは肌触りがいい


ベッドから起き出し、カーテンを開ける

南向きの窓から眩しい光が差し込み、少し目をすぼめた


どうやら今日も雲一つない快晴

公園の噴水の水はキラキラ輝く

車庫に停めてある愛車のフェラーリがよく映えて見える


優雅に歩くゴールデンレッドリバー

ベンチで本を読む若者

芝生で散歩をする老夫婦

皆、思い思いの時間を過ごしている


洗い立てのシーツを綺麗にならし、寝室を出た

洗顔の水は冷たく、一気に目が覚める


リビングに入り、お香に火をつける

「GONESH No.8」は最近のお気に入り


少し遅めの朝食はトーストとコーヒー

こだわりのコーヒー豆「MILD KALDI」

淹れたてのコーヒーは部屋一面にいい香りを広げる

砂糖はいらない

クリームを少しだけ入れる

かき混ぜた時、黒と白が混ざり合う瞬間もまた美しい


カチャンと音を立て、トーストが焼きあがる

トーストは「ボローニャ」

トーストにバターを塗る音も好きだ


一目で気に入り買い求めたアンティーク調のテーブルの上には昨晩からの書きかけの原稿用紙とペン

それと雑誌『BURUTUS』の新刊

刷りたての雑誌の匂いも好きなものの一つである

おいしいコーヒーとトーストを食しながら、何気なく雑誌をめくる


ゆっくりと流れる時間もこよなく愛するものの一つ


…今日も素敵な一日になりそうだ


俺は寝室に戻り、カーテンを閉め、ベッドに入り、再び寝た。





『二度寝』より抜粋

(十夢著 エッセイ集「アンニュイな日々」に収録)





《問題》


上述エッセイ『二度寝』には20箇所の間違いがあります

その間違いを探してみてください



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