七の剣【竜巣窟攻略開始】
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そして何やかんやあり、俺と三剣士は【龍巣窟】にいる貴族リシュリュー一派を殲滅にきていた。何故そうなったかと言うと、俺が到着に遅れた事もあって、アテセ(アトス)が、情報収集、調査をしていた。その結果、狂竜の原因はリシュリューが、稼動させている魔導機らしい。その魔導機は【狂竜臓】という名で、術式を発動させると、ドラゴンにしか反応しない、魔力を発生させ、それが、ドラゴンに取り込まれる事によって、狂竜に変貌するらしい。
リシュリューはそれと、数々の魔導機を使い、女王への反乱を企てているらしい。今回の俺の依頼は【龍巣窟】の調査と、問題解決。よって原因が分かれば、面倒くさいがそれを、止めなくてはならないのだ。
アテセの経営している宿に、メグを置き、俺達は【龍巣窟】に向かった訳である。
「で、なんで、遅れたんだよ。イツカ」
ポリー (ポルトス)が俺にそう尋ねてくる。
ちなみに三剣士の名前は、コードネームのような物らしい。だからか、何故か俺だけ本名で呼ぶ事を義務付けられた。
「まあ、いろいろあって」
俺が言い訳すると、アテセが、擁護してくれる。
「そう攻めていいのは、私だけよ。ポルトス。あなたも遅れたんだから」
その言葉を聞き、強く言えなくなるポリー。
「……遅れてごめん。アトス」
そう、申し訳無さそうにアルマ(アラミス)が謝罪する。
「アラミスはしょうがないけどね」
そんな話をしていると、【龍巣窟】に着いた。
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「じゃあ、手筈通りに」
全員が武器を構え、【龍巣窟】の前にたつ。ポリーが飛び上がり、魔法を発動する。
「大地よ! 叩き壊せ! 【ガイアブレイク】!」
【龍巣窟】の天井が崩され、洞窟が少し、崩落する。
「……氷よ、凍てつけ【アブソリュートエンド】」
続けてアルマが、崩落した岩を凍らせる。
すると崩落した部分からドンドン! と地響きが聞こえる。狂竜が集まって、崩落した洞窟の岩を壊そうと集まったのだ。
そこにアテセが容赦のない攻撃をする。
「焔よ、全てを灰燼と化せ【ボルケーノ】」
炎の柱が全てを飲み込み、灰に変えてゆく。
これにより、洞窟の狂竜の大半が灰となって消えうせた。
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