表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/76

4-9

 おそらく奴に意識はないのだろう。


 心臓を撃ち抜かれた獰猛な猛獣の如く奴は暴れまわる。


 なにが奴をこれ程までに突き動かしているのか……その時の俺には理解することはできなかった。


 振り払われても振り払われても、ゴリラ野郎は必死にしがみつく。足元を捕らえられ、シムラーの動きは徐々に鈍っていった。その瞬間に──


 俺はチョップブックを掴む。


 これが最後のチャンスだ。


 躊躇などしていられない。


「シムラー、お前は斬首(くび)だー」


 全体重を乗せ振りおろした。硬い物で柔らかな物を潰した感触。直後に鈍い音。手が痺れた。カクリとシムラーの奴の首があり得ない方向に垂れる。


 俺は人を殺した。こんなくだらないOSのアップグレードの為に人間をひとり殺してしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ