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「愚おおおおお~~~~~絶対に負けない!!」
直線的なその動き。勢いに任せて突き進む。
肘鉄が彼女の額をとらえたと思った。
だが、その瞬間、
ナナコ女史は沈み込み──奴の一撃を躱す──胸元から素早くスタンガンを取りだし──シムラーの脇腹付近に押しつけた。
「いてててててて!」
このアマ!──といって、首投げ──
「キャ・ウーン!」
レオギがクッションになり、地面への直撃は免れた……もしかして、これは現実なのか?……覚めない夢なのではなくて……だとしたら、現実とは俺にとって悪夢でしかない……
「待たせたな、もう終わりにしてやる!」シムラーがいった。「ずいぶん待たせたが、あんたの身体は俺のものだ」
俺の両足を掴み、ズボンを無理に引きぬいた。万事休す……
「いや、待て……」と俺。「いや、ちょっと、あの、その、やめてくれ──いやーん!」
ナナコ女史がいった。「嫌あああああ~~~~~!」
「鵜おおおおお~~~~~!」俺は叫んだ。そして絶句。「…………」




