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MS(=Monster Suspend)社の提供するOS(=Prin/DOS)の支配率は90%を軽く斜め右方向に上回り、独占禁止法が撤廃されてからは、MacやLinuxなどというものは過去の遺産となりさがっていた。
スマートフォンもタブレットもPCもMS社製。
だけど、使ってるOSのバージョンがバラバラなのだ。連中はそれが気に入らないらしい。
今回の7→10への無料強制アップグレード。
月ごとのセキリティパッチのアップデートに、なぜかOSのアップグレードが仕込まれていることがそもそもの問題なのである。
MS社の提供するPrin/DOS10への乗り換えを、頑なに俺の会社は拒み続けていた。
そもそも完全な互換性がないのだ。
今回のアップグレードに対して、俺たちのお仕事にご必要なソフトの数々は(FショップもPツールも)対応に難色を示している。
ITとは名ばかりのなんでも屋であるうちの会社には大打撃を被ることは目に見えて間違いなく10へのアップグレードは絶対に駄目だと注意を促していた矢先の出来事だった。