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2-15

「そうはいかない」男はいった。炯々(けいけい)たる眼差しでいい放つ。「女は渡してやったんだ。こっちに協力するのがスジってもんだぞ。それに逆らえば蜂の巣だ。どっちにしても協力することになるさ」


 連中は一斉に、鉛のライフルを俺にむけた。膀胱が縮みあがる。軽い失禁。


「なんだよ。どうしろっていうんだ?」


 こんな連中にむかって、よくもまあ、あんな啖呵を切ったもんだ。

 でも、気持ちだけは負けてはいけない。


 眼光鋭く睨みつけたその直後、背後からナナコ女史のあの柔らかなお胸とお胸そしてその谷間の割れたまあこの感触が強く俺の背中に押しつけられた。またしても、軽い失禁。


「なに、難しい仕事じゃないさ」笑いながら男は続ける。「至って単純な労働だよ。任務は単純明快だ。なんせ、こちらのプレゼントを貰ってくれさえすればいいんだから」


 おい、といって男が合図を送ると、スマートホンと俺がホテルで使っていたラップトップPCが奥の部屋から持ってこられる。


「あんたらを襲撃したと思っているようだが、それは間違いだ」男はいった。「目的は7のインストールされている機材の確保、および7を使いこなしている人間の確保だ。あんたらみたいな有名人を確保できたのは、まあ、オマケってところだな」

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