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「もしかしたら、私なのかもしれません」


 鼻声でナナコ女史がいった。


「チョーさんが出勤してくる前にPCから変な音が聞こえてきて、一瞬、熱くなってたんですよ。

 私、あんまり機械のこととか詳しくないから……レオギさんに相談したかったんですけど……」


 ある意味、俺のミスだ……嗚呼……苦しげな表情でナナコ女史が続ける。


「シムラーさんに相談したら、バグだからほっとけって……で、暫くしたら、元に戻ってて、あ、大丈夫かな、て思って、作業続けていたんですけど、なんか、私のPC、さっきから変なんですよ、もしかしたら、私のPCに繋がっているLANケーブルから皆さんのPCってアップグレードされてるかもかもですですよ」


 そんな、バカな──ナナコ女史の席へ──クリック──画面には65%の表示。


「ケーブルを引っこ抜きましょう」レオギがいった。


「駄目だ、固くて抜けない」


 強固な有線LANが確りとタワー型のハブに固定されてる。またしても裏目。声がした。


「ねえ、やめてください」背後からナナコ女史の声。


 振り返る。鉄パイプを持ったシムラー。俺にむかって振り降ろす。危ない──震えながら屈みこんだ。


「!」

「!」

「!」

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