表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

兄妹その2

つ失踪予定

(-.-)ノ⌒-~

僕は町の中を散歩している。


ここが町のどこか分からないけれど散歩だ。

決して迷子ではない。


「私が合流するまで町の外に出ちゃダメ!」と妹に言われているので町からは出ないようにしている。

合流場所は噴水の前との事だが、散歩をしていて今のところ噴水が見当たらない。


(おや?ここの突き当たりは前にも見たような?

まあ気のせいだろう、似たような所が前の所と同じに見えるのだろう)


そうしてしばらく散歩を続けていると


「いた~!」


ドンッ!


背中に誰かが抱きついてきた。


「兄さん!一体どこを歩いていたのですか!

CDを作って装備を整えたら、噴水の前で待ち合わせ、と言っていたじゃないですか!」


後ろを向くと薄く明るい茶色に染まったふわふわな髪に黒い目をした少女が可愛いらしい顔を膨らませていた。

妹だ。

けどなんで怒ってるのかな?


「ああ、散歩をしていてね。しかし噴水が見当たらなかったからあちこち歩いていたんだよ」

「もう!兄さんのは散歩ではなく迷子です!むやみに歩き回らないでください!」


失礼な!僕は迷子じゃないよ?


「怒らないで、そうだ深呼吸しよう。ほらスー、ハー、スー、ハー」

「スー、ハー、スー、ハー」

「落ち着いた?」

「落ち着きましたけど、兄さんは方向音痴を自覚するべきです!」

「やだな~、そんなわけないじゃないか」

「もういいです!早くゲームを進めましょう」


そういうと妹は僕の手を引っ張りながら歩いていく。


「いや、まだ装備を買ってないんだけど?」


お店も見当たらなかったからね、宿屋なら見付かったんだけどな、おかしいな~?


「今まで何をしていたんですか!」


また妹は怒り出した。

いや、だから散歩をね?


「それなら早く装備を買いにいきますよ!」


妹は周りを見渡しながらプレイヤーがいない事を確認して


「これが噂のカイだと知れたら皆さん落ち込んじゃいます!」

「別にこのゲームであのカイとわかる人はいないんじゃないかな?PN(プレイヤーネーム)も違う訳だし」

「いつかはバレちゃいますよ!クライムさんが参加している時点で、カイが参加しているって掲示板で噂になっているんです!それにこのゲームにもPVP、PKシステムはあるんですから、バレてもおかしく無いんですよ!」

「クライムに会ったの?ってかクライムはPN変えてないの?」

「別のゲームで生産PNが有名な人は変える意味がありませんから変えてないそうです」

「じゃあまたクライムに装備品作って貰おうかな~」


クライムは僕をこのゲームに誘った友人でカイの頃に色々世話になった。どのゲームでも生産職をメインにプレイしていて結構有名らしい。


「なら早く、クライムさんのお店にいきますよ」

「わかったから引っ張らないで~」


そんなに急いだって何も変わらないのに。


そんなことを思いながら僕は妹に引っ張られながらクライムのお店に行くことになった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ