粛清準備2
「では、旧生徒会長から、新生徒会長の紹介です。」
どんな状況だろうと女子にしてはちょっと低めな声で、
きっぱりと話す。旧女子副会長。ぜひとも、来年度にもいてほしかったが、
彼女は3年生だ。
実に残念だ。
まあ、いいそんな事よりこれからのことだ。
僕のやるべきことは、粛清をすること。
それは、もしかしたら誰かが反対するかもしれない。
だから、僕は生徒会の役員を僕の味方になってくれる人にした。
面白い友達を書記に
なんとなく、勉強ができるし(字は果てしなく汚いが)
人望が固いからなかなかいいんじゃないかと思い
僕が指名すると
意外そうな顔しながら
「いいぜっ☆」
ニコニコしながら引き受けてくれた。
可愛い女友達を女子副会長に
ただ単に女子副会長には適任だと思ったから
僕は指名したすると
最初から知っていたように
「ハイ、いいですよ。お力になれるのなら,,,,。」
控えめだが女子副会長になる決意は固そうだ。
僕を推薦した友達は
当然のように、
細いシャープなメガネを、くいっとあげながら
「俺は、男子副な。」
という。
まあ、そういう約束だからいいのだけれど。
さてと、
あと、少し、
あと少しで、
僕の学校を作る準備が終わる。
ここからが本番だ。
さあ、始めよう