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第4話 外務卿と市長

サブタイに〇話をつけ忘れてしまう・・

市長岩川の命によってほうらいに寄港中だった客船あづちをは借り上げ外航船としてを乗せ新文明との接触を命じた。


すでにほうらい市には当たり前だが外交権をもっておらず、新文明と交渉は日本本国がやるべき事なのだが、そもそも日本本国が消滅してしまっているので特例としてほうらい市局員のものが派遣されるのであった。


ちなみにこのほうらい市局員は市長岩川と仲が良くもと外務省のため様々な言語がしゃべれるものであった。


護衛にはにもがみ型フリゲートきそ,ながらの2隻をつけ客船あづちは西300kmにあるX島へと向かうのであった。




ロイナム王国外務卿執務室ではアルス外務卿とその秘書によって会話が行われていた。


「日本国と名乗るものらが外交的接触を行いたいと言ってきました。150mを超えるかなりの大きさの船3隻でやってきており敵対する意志はないと言ってますが3隻の内2隻は軍船らしいので注意が必要です」


「150m越えの船か、魔道文明圏の国なのか」アルス外務卿は魔導文明国家なんて珍しいお客さんが来たなと考えていた。ロイナム王国の軍船は大きくても100m程度の魔導船であり彼自身150m越えの巨船は魔道先進国以外では聞いたことがなかった。


「いいえ東数百キロ先にある海上都市ほうらいという場所からきたといっています」


「いろいろとよくわからないのだが、そもそも東にまともな文明があるなんて聞いたことないぞ。それにカイジョウトシホウライとはなんなんだ日本国の使節団ではないのか」


「正直私もよくわかっていませんが、彼らが言うには日本国が所有するほうらいという海上に浮かぶ都市が突然我々の世界に転移したと言っています」


「はあ,まったく意味がわからん。嘘をいってるのではないのでは。そもそもほうらいとかいうものを我々はまだ見てないだろ、我が国を侵略するために嘘八百を言っているのかもしれないぞ」


「私もそのことを考えたのですが気になることに、彼らの国には魔法というものが全くないらしいのです」


「魔法が全くない、魔力を保有している国民が極端に少ないということではないのか」


「いいえ。そもそも魔法という概念自体内容なのです。現に彼らの外交使節団には翻訳魔法を使うものは一人もいませんでした」


ロイナム王国海軍は日本国外交船の臨検を行ったが150mを超える巨大船にかかわらず魔素を感知されなかったのだ。


「魔法使わないで巨大船を作る国なのかとても興味深いが、いってることが怪しすぎる。平和的な外交交渉を望んでいるようだが本心はよくわからん。しっかり注意するように」


「わかりました」


「かなり重大な事案であるから御前会議にあげようと思う」


そういって外務卿は執務席から立ち上がりでていった。




「岩川市長、X島ロイナム王国との接触にしました」岩川側近の中野が言う。


市長岩川は自身の執務室にて転移事件での情報の書類整理を行っていた。


「言葉が通じなく苦戦するかと思ったがうまく接触できてよかった」岩川は手を休めほっと息をつく。


「ロイナム王国では魔法というものがあるようで、むこうの兵士の翻訳魔法によってうまく接触できたようです」


「魔法だと・・」魔法というファンタジーの中のものが突然出てきて驚愕するのであった。


「はいこの世界には魔法というものがあるようです」


「ロイナム王国は魔法文明なのか。魔法とはどの程度のことができるのか」


「あまりわかりませんが、風を起こしたり,火をつける、小さなものを浮かす程度のことができるらしいです」


「魔法という技術はかなり気になるな、我々でも使うことはできるのだろうか」


「あまりわかりませんが魔道具というのもあるらしいのでもしかすると我々もできるかもしれません」


「それは面白そうだな。まあ本題に戻ろう、それでロイナム王国との国交交渉はどうなってるんだ」


「なんとも言えません。我々が異世界に転移したということにロイナム王国側我々のことをかなり怪しんでるようです」


「それはしょうがないな。ほうらい市民の多くがいま異世界に転移したことをほんとだと信じられていないのだからな」多くの市民は異世界に転移したんなんて悪い冗談だと思っておりまだ信じられていなかった。


ほうらい初航行のため多くのメディアが市に訪れており、タイミング悪く転移事件がおきたため、多くのメディアが情報を求め市庁舎に詰め寄っていた。


市はただでさえ忙しいのに、迷惑なお客さんに手を焼いているのであった。


「そこでロイナム王国の外交官をほうらいに招待してみませんか。王国の文明レベルは地球基準から見た中世程度であります。このほうらいさえ見れば我々がこの世界の国家ではないということを気づくのではないでしょうか」


「確かにそうだな。ロイナム王国のお客さんをほうらいで丁重にもてなしてくれ」そう言い再び書類整理に戻るのであった。


「はい」











読んでもらいありがとうございます。次話はロイナム王国のお偉いさんがほうらいに訪れます。今日中にもう一話投稿したいけどできないかもです。

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