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青き華よ希跡なれ  作者: 溶枸由 佳月
第三・五章,ベテルギウス
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ちょっとだけ似てる……と思ったんだ

それは昨日の事、急遽ホーリー島に行く事になったとアオトから告げられた───


「え、じゃあ明日から会えないの?」


「あぁ、そういう事になる。

でも、長くて多分1週間ぐらいだから安心───」


「私もついて行く」


「はぁ……こうなると思った。

なんでそうついて来たがるんだ」


「……アオトは私と離れて寂しくないの?」


私がそう言うとアオトは目を逸らす。


「う……俺だって好きで離れる訳じゃねぇし」


「なら───」


「今回の仕事は俺含めた4人で行く事になってるから」


「だったらリツさんに直談判しに行く!」


「ばっ、そんな事しなくていいから!

とにかく、ここで大人しく待っておけ。

いいな?」



「───って言われたけど、大人しく待ってる私じゃないもんね!

しばらく依頼は無いし……アオトはどこだろう?」


「はぁ……たまたま依頼の無いあたし達が居たから良かったものの」


「そうですよー。

いいですか?勝手に遠くに行ってはなりませんからね?」


「分かってるよ」


私が1人で行こうとしたのを全員で止められ、たまたま依頼の無かったカナヤとシャーロットがついて来てくれる事になったのだ。


「……っ………ひぐ……!」


すると私の目の前を女の子が走り去った。


「どうしたんだろう」


「さぁ、迷子にでもなったんじゃないすか?」


「……やっぱり気になるし、見た以上放っておくなんてできない。

追いかけよう」


「そうなると思いましてー。

では、行きましょう」


頷き合うと、女の子が走って行った方へ駆け出した。


「ねぇ、どうしたの?」


私が大声を出して前を走る女の子へ声をかける。


「な……こ、こここんな時にいったい誰───わぷっ!?」


女の子が小石に躓き転んでしまった。

幸いにも雪が積もっているため、怪我はしていないといいのだが。


「ご、ごめんね急に大声出したりして。

大丈夫?」


「………だ、大丈夫……です」


女の子は身を起こし、俯いたまま動かない。


「……ねぇ、貴方人間じゃない、よね?

何かあった?」


「……っ、ななななんでその事………もしかしてアイツの仲間?」


「アイツって………?

ううん、私はその人と仲間じゃないよ。

ただ、なんとなく分かったというか。

他の人とは違った感じがしたから」


女の子はじーっと私を見つめると、やがて納得したように口を開いた。


「た、確かに……他の人間とは違うオーラがする……気がする」


「そう?

それより、良ければ私達に相談してくれないかな。

力になるよ?」


カナヤとシャーロットが追いつき、私は立ち上がり女の子へ手を差し伸べた。


「私はノエル。

貴方は?」


「……クク」


「ククちゃんね。

よろしく」


「よ、よろ……しく」

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