ちょっとだけ似てる……と思ったんだ
それは昨日の事、急遽ホーリー島に行く事になったとアオトから告げられた───
「え、じゃあ明日から会えないの?」
「あぁ、そういう事になる。
でも、長くて多分1週間ぐらいだから安心───」
「私もついて行く」
「はぁ……こうなると思った。
なんでそうついて来たがるんだ」
「……アオトは私と離れて寂しくないの?」
私がそう言うとアオトは目を逸らす。
「う……俺だって好きで離れる訳じゃねぇし」
「なら───」
「今回の仕事は俺含めた4人で行く事になってるから」
「だったらリツさんに直談判しに行く!」
「ばっ、そんな事しなくていいから!
とにかく、ここで大人しく待っておけ。
いいな?」
「───って言われたけど、大人しく待ってる私じゃないもんね!
しばらく依頼は無いし……アオトはどこだろう?」
「はぁ……たまたま依頼の無いあたし達が居たから良かったものの」
「そうですよー。
いいですか?勝手に遠くに行ってはなりませんからね?」
「分かってるよ」
私が1人で行こうとしたのを全員で止められ、たまたま依頼の無かったカナヤとシャーロットがついて来てくれる事になったのだ。
「……っ………ひぐ……!」
すると私の目の前を女の子が走り去った。
「どうしたんだろう」
「さぁ、迷子にでもなったんじゃないすか?」
「……やっぱり気になるし、見た以上放っておくなんてできない。
追いかけよう」
「そうなると思いましてー。
では、行きましょう」
頷き合うと、女の子が走って行った方へ駆け出した。
「ねぇ、どうしたの?」
私が大声を出して前を走る女の子へ声をかける。
「な……こ、こここんな時にいったい誰───わぷっ!?」
女の子が小石に躓き転んでしまった。
幸いにも雪が積もっているため、怪我はしていないといいのだが。
「ご、ごめんね急に大声出したりして。
大丈夫?」
「………だ、大丈夫……です」
女の子は身を起こし、俯いたまま動かない。
「……ねぇ、貴方人間じゃない、よね?
何かあった?」
「……っ、ななななんでその事………もしかしてアイツの仲間?」
「アイツって………?
ううん、私はその人と仲間じゃないよ。
ただ、なんとなく分かったというか。
他の人とは違った感じがしたから」
女の子はじーっと私を見つめると、やがて納得したように口を開いた。
「た、確かに……他の人間とは違うオーラがする……気がする」
「そう?
それより、良ければ私達に相談してくれないかな。
力になるよ?」
カナヤとシャーロットが追いつき、私は立ち上がり女の子へ手を差し伸べた。
「私はノエル。
貴方は?」
「……クク」
「ククちゃんね。
よろしく」
「よ、よろ……しく」




