プロローグ♂
私の初作品となります!
1ページ、1文字でも多く読んでいただけるとありがたいです!
矛盾点や抽象的すぎる点、言葉足らずな点や誤字脱字等も多いと思いますがコメント等で指摘していただくととても助けになってありがたいです。
基本的に1000文字前後で更新します。
また、考えがまとまったら書いているだけので不定期になったり、話の途切れ方がおかしくなったりするかもしれませんが、暖かく見守っていただけると嬉しいです。
更新もなるべく多くできるようにしたいと思っていますのでよろしくお願いいたします!
「僕は、一人だ。」
いや、これは別に友達や彼女がいないことを嘆いているわけじゃない。
友達はそれなりにいるつもりだから不自由していないし、恋人は前向きに募集中なので今のところは気にしてない。でも当てがあるなら紹介頼む。想い人との距離はなかなか縮まらないしな……
まぁ、冗談はさておき先の言葉では誤解を生みそうなので話を戻しつつ訂正しよう。
「僕は一人 "だけ" だ。」
“何言ってるの?”
“当たり前じゃん。”
“自分が特別だと思ってる? ”
“中二病ですか。お大事に…… ”
と、今の僕の状況を知らずにこの台詞を聞いた人々の第一声はこの4通りに分かれるだろうね。
僕だってオサムとかに突然この台詞を吐かれたらその中から返答を選ばせてもうことになるはずだ。
その心配は強ち間違いではない。
だが今の僕は自分は一人ずつという普遍的なことをメルヘンチックに語ろうだとか、自分の存在を特別なものだとしてアピールするためのイタい中二チックな言動に走ろうとしているのではないのだ。
決して僕の頭がおかしいわけではない。
おかしくなったのは…… "世界" の方だ。
そう、世界が変わった。というか人類がおかしくなった。
個人は一人ずつという“常識”なんて言葉を使うまでもないレベルの当たり前が、突如としてねじ曲がってしまった。
おかしくなる前の世界では非常識であり得ないことだったとしても、世界全体がその非常識であり得ない方向に変化しまえば、それが常識となり今まで常識だったものが非常識となる。
そして、その非常識が今の僕……いや、僕“達”だったな。そう思うと今までの言葉にはまだ語弊がある。
それを訂正して一旦この話は締めよう。
そう……
「僕たち "フタリ"は一人だけだ。」