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〜 ?年前 〜
「そういえば、そろそろお誕生日だねぇ? 」
「うんっ……、そうだね。」
「んもうっ、絵本ばっか読んで相変わらず無愛想なんだからぁ♡ 」
「だって、すきなんだもん。 」
「フフッ、あなたはそこが可愛いんだけどっ♪ それで? 誕生日プレゼント、何か欲しいものあるかなぁ? なんでも言って良いよぉ? 」
「なんでもいいの……? 」
「うんうんっ♪ 本でもおもちゃでもお料理でも、なんでもっ☆ 」
「じゃあ……、えーっと……、うーんと…… 」
「ーーーがほしいなぁ。 」
「あっ…… 」
「それでね………
「そっ……か。そうだよねぇ…… 」
「どうしたの……? ダメかなぁ……? 」
「ううん……よしっ!! じゃあ指切りしましょっ。」
「ゆびきり? なにをぉ? 」
「お誕生日には間に合わないけど、私はあなたのお願い叶えられるように頑張るっ。 だからあなたは……
「うん、おやくそくするっ。」
「よぉ〜し、良い子ねっ☆ じゃあ…… 」 スッ
「ゆ〜びきりしましょ♪ ウソついたら……♪
「ゆ〜びきりしましょ♪ ウソついたら……♪
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この小指で結んだ約束を私は決して忘れない。