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00 登場人物

おかつ(with 玉藻前)

20歳。大沢宿領主の和華(元・尼僧)の片腕で家老格の女侍おんなざむらい。九尾の狐・玉藻前と心身ともに一体化した半妖半人。全身を柔毛にこげにおおわれ、顔は人面の美女、狐耳が頭に乗っている。剣の腕前は武蔵国最強級。まじないの力も、おこうと組めば朱雀に匹敵する。軍略・兵站の造詣も深い。人の恐怖心を糧に呪いの力の器を広げ、女性から精気を吸い上げる。マニアックな惨殺魔。領民には、それらの面は知られておらず、狐姫と呼ばれ、親しまれるようになった。前作で日本史の流れを大きく変える。


りょう

12歳。大沢宿の童女。宿の東外れに住む百姓のおはつの娘。


おはつ

30歳。大沢宿の百姓。寡婦。痩せぎすな容貌が災いしてか、後妻に望む男がなく、生活に苦労している。おかつに狐御殿に奉公に上がるように誘われている。


半兵衛

21歳。大沢宿の製鉄所の番頭。棟梁の六助の右腕。のんびり屋だが、事ごとに前向き。製鉄所のアイディアマンで、画期的な加工法をいくつも考案。生産の管理や陰陽師の初歩的な技も学び、式神・火狐との相性がいい。


隆之介

21歳。陰陽師の佐藤義安の二番弟子。佐藤の妻で一番弟子のおせんの情夫。常人離れした実力はあるのに、やや軽んじられている。神経質そうに見える容貌で損をしているが、実際はざっくばらんな性格。陶磁器の製作の修行をし、式神・火狸とともに窯場を軌道に乗せようと悪戦苦闘中。低位の式神を各種使える。


小五郎

38歳。津山の一門であった周防守の配下で、2年前の合戦で周防守の隊が全滅に瀕したときに、おかつ・おこうに付いて行くことで死を免れた五人の足軽たちの一人で、今は組頭格。おかつ・おこうの言うことを何でも聞くように洗脳されており、戦闘力は達人級。


まつ

14歳。2年前、田上城中でおかつ・おこうに出会った津山家の姫君。父・津山兵部の討ち死により、未亡人となった母・しずとともに、おかつ・おこうのもとに引き取られる。


おせん(with 朱雀)

22歳。陰陽師の佐藤義安の妻で一番弟子。14歳で佐藤に娶られ、陰陽師としての修行もスタート。四聖獣の一つである朱雀を召喚でき、おかつ・おこうとも呪術だけで対等に渡り合える。前作で彼女らと死闘を繰り広げ、今は喧嘩仲間的関係にある。浮気症。弟弟子の隆之介などと関係を結んでいる。製薬所の棟梁格。


栗原享之助

23歳。自分の内なる呪いの力でさまざまな技を繰り出す仙術師。各地を放浪した浪人で、田上城下に流れつき、津山家の家老たちの仕事を受けていた。それで縁のできた和華を助け、おかつ、おこうの味方になり、大沢村に移住。大沢宿になる時に設立された呪い塾で講師となり、戦の時には呪い師隊の長にもなる。老成していて、年齢の割に落ち着きのある優男。


立川甚五郎

36歳。大沢宿の東隣、半田村の領主で、堀部家の次席家老・梶川出羽守の雇われ仙術師。獣医・医師でもあり、半田村の馬産に貢献しており、最近では食肉牛の品種改良と肉食の普及にも取り組んでいる。攻撃的な呪いは使えないが、仙術の医学への応用では、栗原と並ぶ泰斗。大沢宿の製薬所、製鉄所、窯場と様々に連携している。


和華(with 空狐)

26歳。大沢宿の領主。田上城下の女郎宿の女郎だったが、年季が明けると西福寺の尼僧となり、住職の和同と夫婦になる。迦陵頻伽の化身と言われるほどの美しい声、呪いの器、清濁併せ呑む人格を併せ持ち、おかつ、おこうさえなついている。おかつとおこうの凶暴な行動を収めるため、和同と袂を分かち還俗し、領主となる。法力僧・仙術師として呪いの力もふるう。妖艶な雰囲気をたたえた美女。しずと関係を持つ。


おこう(with こだま)

16歳。劇中、呪いの潜在能力は最大。九尾の狐の変化である殺生石の小破片から復活したミニ九尾の狐、こだまが憑依しており、二重人格的で、享楽的な性格。力強さはおかつに劣るが、技・知力はおかつに順じ、呪術のコントロールや威力はおせんと同等で、成長すれば、おせんを上回ると思われている。


しず

33歳。津山兵部の正室だったが、夫の討ち死により、娘のまつとともに、おかつ・おこうのもとに引き取られる。実戦経験豊富な武将の娘で、世事に通じており、和華の補佐役を務めるようになる。


うた

40歳。おかつの実の母。以前は半田村に住んでいた。長女のおかつを口減らしのため、城下町に年季奉公に出したが、貧困のうちに、夫とほかの子供を病で失う。おかつの人間性を呼び戻すために、戦場に引っ張り出され、それはある程度成功する。おかつに引き取られ、狐御殿の奥向きを仕切っている。


(年齢は全て、数え年)



氷室郡・田上郡要図

挿絵(By みてみん)

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