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6話 おっさん今のLvを知る

 50m程だろうか?

その位の距離を階段に沿って降りていくと入口とは違う金属の重農な扉に行きついた。

力を込めて押してみると重そうなその扉はゆっくりと開く。

中は薄暗いが広い空間が広がっていた。

中央には台座があり、その上には一冊の本。

タイトルには知識の書とある。

その横には一枚の紙きれが置いてあり、知りたい事を思い浮かべて本を開けば今のLvに応じた知識を解放しますと書いてあった。

まず今のLvが判らない。

Lvなんてものが有るなんて初めて知った訳だ。

取り敢えず本を手に取りLvを調べる方法を調べる事にした。

開くとステータスの魔法と言う小題が付けられた項目が出現しており、その使い方が記されていた。

・・・だから魔法ってなんだよ。

そう考えると本の項目が追加され魔法の使い方と言う小題が追加された。

成る程なぁ、これは便利な本だ。

取り敢えず魔力とやらがあるらしくそれを使って魔法を使うよくあるRPG的な感じらしい。

魔法を使ってみようと意識すると仄かに温かい何かを感じるのが判った。


「”ステータス”」


本に書かれた通りにやってみると頭の中に今現在の自分の状態が流れ込んでくる。

どうやらレベルは1の様だ。

あとスキルとして≪※召喚Lv不明≫と言うものがあった。

恐らくは何でも想像したものを召喚する力の事だろう。

不明って言うのはどう言う事だと考えたら本に追加される項目には判断不能な時に現れるとだけ記された。

そのままである。

それからSTRだのDEXだのINTだのあったが取り敢えずはLvが知りたかったのでその辺りは流す事にした。

一桁だったとか気にしてはいけない。

本を台座に戻すと一通り部屋を見回ってみる。

ポータルと書かれた円盤状の機械のようなものが一つあるだけで他には特に何もなかった。

これにはこれまであったような説明書きは無い。

知識の書で調べろって事らしい。

折角なのでもうちょっと調べてみる事にすると、円盤の上に立って行きたい階層を指定したらそこに飛べるらしい。

始めは地下一階のこの場所とその下の地下二階しか行けないが、一度行った場所ならポータルで直接移動可能になるらしい。

帰りは各階にあるポータルを使用するか、別の手段でワープしない限り脱出は不可能と言うのも判った。

色々と昔やってたゲームに似通ったシステムだと思う。

その分馴染みやすくて助かる訳だが。

何となくゲームチックなこの世界でワープをするというのはどんな体験なのだろうかと興味を持った俺は早速ポータルの上に立つのであった。

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