本日の一冊 「50歳なのに35歳に見える女・65歳に見える女」
「50歳なのに35歳に見える女・65歳に見える女」
【PHP】
池下育子著
著者は産婦人科医としても活躍。現在は診療婦人内科医として、女性たちの診察にあたっている。
本書では「なぜ人によって印象年齢が違うのか」から「肌や体型に表れてしまう習慣や心の持ち方の関係性」までを解説。
紹介する項目ごとに、35歳に見える人と65歳に見える人との習慣を比較して紹介している。
ほんの一例であるが……。
65歳に見える人……体重計に乗るのがこわい
35歳に見える人……体重計に毎日乗っている
わかる、わかる。 私も前者だ。身体が重く感じるときは、体重計に乗るのを意識的に避けている。
けれども、高血圧の防止や体脂肪の上昇を抑えて、生活習慣病のリスクをなくすために、体重計にのる習慣はつけなければならない。そのタイミングは、朝食前と夕食後の一日二回。測ってできるだけ、グラフに記入することが望ましいとある。もしダイエットをしているのであれば、目安は一日50グラムから100グラム。それがいちばん身体に無理のない減量らしい。
精神的なこととしての項目の例としては。
65歳に見える人……興味は狭く深く
35歳に見える人……興味は広く浅く
著者は豊かな人生のための「か・き・く・け・こ」を提唱する。
・「感動」すなおな気持ちで感動できるような心の状態でいる。
・「興味」社会情勢や流行の話題に興味や知識を広げる。
・「工夫」向上心を忘れず、常に上を目指す姿勢でいる。
・「健気」誰に対しても、何事に対しても真摯な姿勢で臨む。
・「好奇心」新しいことにチャレンジする精神を持ち続ける。
生理的な若さは、誰しも永久には続かない。
本書は決して「若作りのための指南書」ではない。
年齢を重ねても、凛とした心をもち、最高の笑顔がこぼれるような毎日を過ごしながら、いつまでも女性として輝き続けていきたい……。
そんな希望を少しでも叶えてくれるためのガイドとして、手元に置いておきたい一冊なのである。




