本日の一冊 「あしたのあたしはあたらしいあたし」
「あしたのあたしはあたらしいあたし」【理論社】
石津 ちひろ 詩
大橋 歩 絵
まっ白な装丁の小さな詩集。
石津ちひろ氏は「リサとガスパール」シリーズの訳者でもあり、ことばあそびのすばらしいセンスをもった詩人だ。
「あした」
この詩は卒業生たちといっしょに朗読した詩でもある。
そして、年を重ねるとともに、この詩の言葉は、じわじわと胸にひびいてくる。
今日は落ちこんでいても、元気がなくても、あしたにはまたリセットできるあたしがいる。
このことばを口にして、そう信じるだけで不思議と元気がわいてくるのだ。
きょうは、このことばを自分自身に贈りたくて本棚に入れた。
いよいよ、慣れ親しんだこの家とも、街とも、親しかった方々ともお別れだ。
寂しい。 心がシュンとなる。けれど……。
あしたのあたしはあたらしい。
まっ白なあたしにリセットして、次なるステージに進んでいこうと思う。
「あした」
あしたのあたしは
あたらしいあたし
あたしらしいあたし
あたしのあしたは
あたらしいあした
あたしらしいあした
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
転居のため、ネットの整備が終わり次第、本棚を再開したいと思っています。
また、どうぞお立ち寄りくださいね。




