はじまり
「最近多いよな。戦争終わって学校行けるようになったのによ」
ノアの父は海外に単身赴任している。母親思いの男の子だ。
「今は平和だけどねー 地震はこっちにもくるし、昨日のは大きかったよねー」
蓮華は成績優秀な女の子。
「ねえみんなこの映画見に行かない?」梨紗は可愛く学校の人気者だ。
「いいね!」「おもしろそう」
そんな会話をぼーっと聞く葵と奏
「おーい 奏、映画好きでしょ?光も!これ見たがってたの光だよ?」
「え?あぁ うん好きだよ」
――――――― キーンコーン カーンコーン♪
「次の授業始まっちゃう!行くよ」光は奏をひっぱって教室に向かった。
◇◆◇◇◆◇
使われていない音楽室
光はヴァイオリンを弾いていた。音が足りない綺麗な旋律。だが不安定な高音は叫び声のようだった。
奏はうずくまり静かに泣いていた。
「なぁ 戦争のときのこと覚えているか?」
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ソウとヒカルは14歳で転校生だった。
二人の共通点
それは
ソウは東の戦争 ヒカルは西の戦争 の生還者だった。
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東の戦争と西の戦争
西の戦争は有名でノアの父が赴任している地域であったものだ。ニュースにもなっている。ただ争いに名前はついておらず紛争扱いだ。
東の戦争に関しては存在自体あまり知られていない。一部の知識人が調査中とのことだ。
ソウとヒカルに性別はない
いや、ある
奏は男でカナデ 光は女でヒカリだ。戸籍だとそうなる。
ふたりはつくられたニンゲン・・・
クローンのようにコピーではない
ソウとヒカル ふたりでひとつ
ふたりはどんな世界をみるのだろう・・・
―――――――そんなカナデとヒカリたちの物語




