依頼決定
ギルドを出た僕とアルトは、大通りに出て宿をとりに向かった。ギルドから20分ほど歩いて、目的地にたどり着いた。僕達は、宿の中に入って受付に向かった。受付には、30代ぐらいの男性がいた。
「すみません。泊まりたいのですが、部屋は空いていますか?」
「おう、一部屋なら空いてるぞ」
「じゃあ、一部屋お願いします。」
「ほい、部屋の鍵だ。部屋は一番奥の左側だ。それと飯は、3食とも時間を指定してくれれば、その時間に用意するぜ」
「わかりました、今から昼食をお願い出来ますか?」
「おう、残りものでいいならすぐ出すが?」
「それでお願いします」
「わかった。用意するから少し待ってくれ」そう言って奥の方に、用意を頼んでいた。
「アルト、今の内に、荷物を置いてこよう」
「そうだな」僕達は、部屋に行き荷物を置いて戻ってきた時には、昼食の準備が出来ていた。そして、昼食を食べた後にまたギルドに向かった。今度は、受付ではなくギルドの依頼が張り出されている掲示板に向かった。「さて、アルトどの依頼を受けたい?」「俺は、魔物と戦いたいから討伐系がいいな」
「討伐系か、じゃあまずはこの一角ウサギを5匹討伐の依頼なんかどうだ?」
「俺は、それでいいぜ」
「じゃあこれにしよう」僕は、掲示板から依頼を取って受付に向かった。
「すみません、この依頼を受けたいんですが。」
「アスト君達来てたのね。この依頼を受けるのね」
「はい、それとさっき聞いてなかったんですけど、カードに書いてあるスキルや称号、加護の内容って確認する方法はないんですか?」
「あるわよ。カードの知りたいところに触った状態で、開示って言うと内容が頭の中に浮かんでくるわ。」
「へぇ、そうなんですか」それから十分ほどして手続きは、完了した。
「2人共、手続きは終わったわ。それから、一角ウサギの討伐証明部位は角だから間違えないでね。それと残った体は、肉屋に売れるから持って帰るといいわよ」
「わかりました。行こうか、アルト」
「おう、兄貴」僕達は、ギルドを出て一角ウサギが出る森に向かった。